「社会性」と「social interaction」

昨日このnote.でも紹介させていただいた
「『社会性』をひもといてみる(ひもとけるのか?でも考えてみる)」
-障害福祉の常識を問い直す講座その4 8月6日に開催です|凸凸 #note https://note.com/totutotu/n/nb64d9dfcd6aa
 1回目は支援計画は誰のためのなんのための支援計画か?という山口久美さんの問いかけからはじまっています。そもそもは彼女の問いに個別に答えるというスタイルから広まってすごく研修チックに拡がり、お金はとるけど寝屋川市民たすけあいの会に寄付をするという形でオンライン講座が進んでいます。
 特にこの20年、医療や介護の分野での研究知が高まり、専門職化が進み高齢化社会を背景にしてコメディカルを中心に多くの専門職が生まれました。一方で、現場ではなかなか臨床知や実践知が深まっていない現状を感じてもいます。このシリーズを3回目まで終わってみて、本当にそのことを痛感します。特に障害福祉や介護の分野はパターナリズムに陥りやすい分野です。その分野で、前提になる「キー概念(コンセプト)」や「ことば」がここまで、曖昧に使われていることに驚いてもいます。
 そして、今回4回目は、「社会性」です。そもそもは自閉症(ASD)の方の3つ組の障害の一つであるということから始まっています。
「英国の児童精神科医ローナ・ウイングは自閉症スペクトラムを社会性、社会的コミュニケーション、社会的イマジネーションの3つ組の障害と定義しました。」(よこはま発達相談室
しかし実は「社会性」という日本語にぴったりあてはまる英語は存在しません。
DSM-5やICD-11など1980年~90年代当時から疾病の定義もかわってきているからか、最近の日本の自閉症(スペクトラム)の定義からこの「社会性」の障害という定義づけは少なくなっているようにも思います。
一方で、「社会性は発達するものである」という言説が一般的なようです。こどもの発達の議論を散見するとたくさんみることができます。
 そうです。こういった「当たり前」に使われているものを考え直すそんな講座です

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