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祝・愛菜ちゃん思春期卒業『さよならマエストロ』

あ、祝杯の会場はこちらでしょうか?まだやってます?
よかった、まだ大丈夫ですね。遅くなっちゃってごめんなさい。

『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』第9話、マエストロ(西島秀俊)の娘・響(芦田愛菜)が遂に思春期を終えましたね!

めでたいです。芦田愛菜ちゃんの長かった思春期がやっと終わりました。
めでたいです。9話にしてやっと副題「アパッシオナート」を覚えられました。
さぁ、皆さま、かんぱーい!!!


さて、第9話。

晴見フィルが仙台オーケストラフェスティバルに参加できることになった。瑠李(新木優子)の尽力で、熱海にある保養施設で練習できることになる。響(芦田愛菜)も大輝(宮沢氷魚)に誘われて誘われて一緒に車で現地へ。
そんな折、ドイツのシュナイダー先生から俊平(西島秀俊)に譜面が届く。
その譜面にインスピレーションを受け、俊平は久しぶりに曲作りに没頭し……
そして、響は、音楽合宿で俊平の思いを知り、動き出す……

西島さんに追い付きたくて追い付きたくて、限界まで自分を追い込んで限界までバイオリンを頑張った愛菜ちゃん。
頑張って頑張って、ようやく自分にとって最高の演奏ができたと思えたその時、努力が報われて笑顔が溢れ、さらに音楽と距離が縮まったようにも思えたその瞬間、西島さんの口から出たのは「あそこをもっとこうしたらもっとよくなるよ」というアドバイスでした。


……西島さん!それはダメよ涙!!!!


愛菜ちゃんはね、西島さんのことを本当に本当に尊敬してるの。大好きなの。西島さんに認められたくて、西島さんの近くに行きたくて、一緒に演奏したくて死ぬ気でやってきたの。言い方変えれば超最高潮のファザコンなの。
辛かったと思うよ。努力しても西島さんの娘だから、環境がいいからって片付けられて、それが愛菜ちゃんの血の滲むような努力だってわかってくれる人はいない。母親からも少し音楽と距離をおいて休んだ方がいいとまで言われても必死にバイオリンを練習してきたのよ。
そしてやっと!!!人生で初めて愛菜ちゃんの中で納得いく演奏ができたのよ!愛菜ちゃんの最高の音楽だったのよ!
それを……西島さん!!!!!

まぁ、本人も反省してましたけどね。

西島さん「あの頃、響は長い間、一人ぼっちで音楽を…。ずっと一人ぼっちで…。僕はそんなことにも気づかずに崖の上ギリギリに立ってた響を突き落としてしまったんだ」

……ほんとにな!!ほんとにその通りだよ!!!

でもついに愛菜ちゃんは長い長い思春期を終えてくれました。
買い物から帰ってきた西島さんをセッションへと誘ったのです。

西島さんがピアノを弾いて、愛菜ちゃんはバイオリンを弾いてーー。
バイオリンを弾く愛菜ちゃんのなんと優しい微笑みよ。それを見る西島さんのなんと嬉しそうな涙よ。

2人、ついに雪解けです。
号泣。


さぁ皆さま、もう一度グラスを。
そちらの方、大丈夫ですか?そちらの方、お酒入ってますね?
では皆さま、かんぱーい!!!!!!


で、1つ言わせてもらいたいんですけど……


弟いい奴すぎんか?


愛菜ちゃんと西島さんのセッション中、そういや弟は部屋にいるのか?と思ったら、階段でひっそりと泣いていました。
……いい子ぉおおぉ!!!!!!!!!!!!


あのですね、彼だって高2で本当なら難しい歳頃のはずなんですよ。姉貴が思春期拗らせまくってるんで思春期できてないんですけど、本当なら弟の方が絶賛思春期中のはずです。
しかも、芦田愛菜ちゃんがこの5年思春期やってたせいで西島さんの心は完全に愛菜ちゃんに向かってたじゃないですか。5年前って、弟だってもう12歳ですよ。愛菜ちゃんに色々あった過去回想に全く弟出てきてないですけど、弟だって本当は色々あったんじゃないかと思います。

「響」という音楽にめちゃくちゃ繋がる名前をつけられた愛菜ちゃんと、「海」という音楽からはちょっと離れた名前をつけられた弟。(いや、わかんないですけどね、「海」ももしかしたら音楽になんか繋がるのかもしれないですけどね)
小さい頃からコンクールで優勝し、その後も父親とのセッションを夢見て必死に練習を重ねる愛菜ちゃんと、音楽はやりつつ愛菜ちゃんほど音楽の道には進まなかった弟。(いや、わかんないですけどね、描写がないだけで弟も死ぬ気で音楽やってた時があるがしれないですけどね)
突如バイオリンをやめて西島さんに対して思春期を始めてしまった愛菜ちゃんと、それを気にする家族の中で思春期する余裕もなかった弟。


正直、弟がグレたって仕方ない土台ありますよ。音楽的な面で距離が近い父親と姉に嫉妬するとか、家族が姉のことばっかりで自分が二の次にされているように感じるとか……。
でも弟はいい子でした。
5年も思春期を続けていた愛菜ちゃんと西島さんの雪解けを邪魔しないよう、階段で息を潜めて泣いてたんです。
セッションが終わって西島さんが愛菜ちゃんを抱きしめた時、私は階段で1人泣く弟を抱きしめてやりたかった……
お前は本当にいい子だよ!ここまで2人の架け橋になってくれてありがとう!!!!


西島さんが自分に宛てた手紙を何通も愛菜ちゃんが読んでる時、「それと同じ枚数の手紙を弟にもちゃんと送ってるんだよな?!その変なイラストも弟への手紙にちゃんと描いてるんだろうな?!」と私はそっちが気になりました。

弟よ、愛菜ちゃんの思春期も終わったことだし、今からでも思春期していいんだからな。



さて、弟を演じている方を存じ上げなかったので「弟」「弟」と連呼してたんですけど、弟があまりにいい奴だったのでついに名前を調べてみました。

大西 利空(おおにし りく)
2006年5月16日生まれ。東京都出身。所属事務所はトップコート。

で、過去の出演作見てたらめちゃくちゃいろんなドラマ出てました!知らないとか失礼なこと言って申し訳ない……
しかも去年の月9『真夏のシンデレラ』にも出てました!私見てたんですけど、感想も全話書いたんですけど、全然気づいてませんでした。

よ!海斗、久しぶり!!!(あ、役名にこっちも「海」がついてる)


次回、いよいよ最終回です!
7話あたりで雪解けして、愛菜ちゃんも晴見フィル入って、最後は西島さんの指揮で演奏!というおおまかなストーリーを考えていたんですけど、見事に外れました。まさか愛菜ちゃんの思春期が9話まで続くなんて……。
いや、でもいい!雪解けしてくれたからいい!
セッションしてる時の愛菜ちゃんの笑顔が可愛かったからいい!
西島さんが嬉しそうだったからいい!
大西利空がいい子だったからいい!


最後にもう一度、かんぱーい!!!
皆さま、よい週末を!!!



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