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GTP in San Diego(ハイテックハイ視察)

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GTP in San Diegoの備忘録〜事前研修〜

2/21〜2/23まで私はサンディエゴにいた。初めてのアメリカ滞在だ。 (英語の先生のくせに。) 今回アメリカに向かった理由は、High Tech High(以下HTH)の視察のツアーに参加するためだ。 このツアーは、HTH大学院に通うShinyaさんによるもので、ご自身がやられている事業のアメリカ版だ。 High Tech High ハイテックハイとは?HTHは、2000年代初頭にできた学校で、学校全体でPBLつまりプロジェクト型学習を行っている。 プロジェクト型学習では

GTP in San Diegoの備忘録 1日目(前半)美術館のような校内へ

2/21。GTP in San Diego 1日目。 3日間のハイテックハイ(以下HTH)でのツアーを時系列に沿ってみていく。 前回の記事はこちら。事前研修についてまとめている。 朝のディスカッション:Transformativeな学びとは?まず一番初めに私たちが見学することになるJohn先生の教室へと向かう。 Science担当のJohn先生とHumanity担当のPat先生のクラスはHTHの12年生。つまり、高校3年生のクラスだ。 John先生は、HTHに20年近く勤

GTP in San Diegoの備忘録 1日目(後半)崩れる固定観念

2/21。1日目。 3日間のハイテックハイ(以下HTH)でのツアーを時系列に沿ってみていく。 前回はこちら。 4コマ目:授業見学(12年生 美術&10年生 英語)テーマはfestivalの美術のクラス 昼食後向かったクラスは、12年生のJelena先生によるArtのクラスだ。 Festivalを題材にし、作品を作ることになるもので、今回はツアー参加者の日本人がさっぽろ雪まつりのことを共有した。 実はさっぽろ雪まつりが、高校生が「冬の北海道でも外に出かけてほしい」という思い

GTP in San Diegoの備忘録 2日目(前半)Project Tuningに初チャレンジ

2/22。GTP in San Diego 2日目。 3日間のハイテックハイ(以下HTH)でのツアーを時系列に沿ってみていく。 (一部写真は他の参加者の方が撮影されたものを含んでいる。) 前回の記事はこちら。 1コマ目:Pat先生との対話朝はまず1コマ目に、Pat先生の教室へ。 Pat先生は、理科の教員であるJohn先生とタッグを組む英語(国語)の先生で、12年生を教えている。 HTHに勤める先生の教育哲学を知る時間 どんなきっかけで教員になったか、Equityについ

GTP in San Diegoの備忘録 2日目(後半)「完璧な学校はない」と気づいて

2/22。GTP in San Diego 2日目。 3日間のハイテックハイ(以下HTH)でのツアーを時系列に沿ってみていく。 (一部写真は他の参加者の方が撮影されたものを含んでいる。) 前回の記事はこちら。 午後の授業:ゲストスピーカー登場Dexcomという会社からのゲストスピーカーがJohn先生のクラスへ。 Dexcomはいわゆるヘルステックの会社で、糖尿病患者に向けて、スマホと連動しながら簡単に血糖値を測る器具を提供している。当日は、その製品を実際に手に取る場面も

GTP in San Diegoの備忘録 3日目(前半) 「生徒に選択肢を」と気づいたProject Tuning

2/23。GTP in San Diego 最終日・3日目。 3日間のハイテックハイ(以下HTH)でのツアーを時系列に沿ってみていく。 (一部写真は他の参加者の方が撮影されたものを含んでいる。) 前回の記事はこちら。 授業前:職員会議でのProject Tuningからスタート7:45からの朝の職員会議で、Project Tuning。それぞれ発表者は分かれて、2、3人の先生に対してプレゼンをする。 7分程度でプレゼン→質問→ディスカッション→リスポンス という流れだった

GTP in San Diegoの備忘録 3日目(後半)振り返って日本にもHTHはいるのか?

2/23。GTP in San Diego 最終日・3日目。 3日間のハイテックハイ(以下HTH)でのツアーを時系列に沿ってみていく。 (一部写真は他の参加者の方が撮影されたものを含んでいる。) 前回の記事はこちら。 John先生とQ&Aタイム:何から始めるべきか怒涛の午前中の最後の時間は、John先生との最後のQ&Aセッション。 どう学校として文化を保つのか まず、クオリティを維持するには、小さな学校、小さなクラスというシステムが重要だということ。 大きくなりすぎて