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Boi Taull Skimo Championship day8〜sprint race〜

遠征14日目

7:30起床
朝身支度を整え8:30朝食。
いよいよスプリント当日。
10:00スキー場へ移動してウォーミングアップを始める。

雪は硬く凍っている

既にユースの子達がレースをしており、宮下君が予選通過して見事クォーターファイナルに進出していた!
日本人初の予選通過を本当に嬉しかった。
今日の目標は昨日のnoteでも書いた通り、予選通過して、トップと15秒差。今までのワールドカップでなかなか厳しい数字ではあるがこの夢の舞台でやってやりたい。

11:00コースインスペクション。
強い日射の影響はあまり出ず、雪面は硬く締まっている。右左と2回登り、コースをくまなく見る。
11:30ごろシニア女子がスタート。みんな力を出し切って板が惜しくも通らず…。しかし、そらちゃんが見事30位に入り、予選通過!大きな快挙だ。

安里さんスタート
フジケンさんスタート

12:00ころシニア男子スタート。安里さん、フジケンさん、遠藤さんが続々とスタート。見る余裕もないまま僕も12:09スタート。足がとても軽くどこまでもいけそうだ。

スタートしてから100m程の緩やかな直線は大きなフォームでグライドを意識。ジグのセクションからランに切り替えて走り切る。

ひたすら長かった直線

中間のストレートはひたすら大股でプッシュ。
ブーティングは何も考えずダッシュ。そして最後も苦しいが走り切るのみ。

あっという間に感じたブーティングゾーン

トランジットは日本チームで練習した成果もあってか全くのノーミスでこなす。
下りは大きなバンクになって一度転倒しかけたがなんとか持ち堪えて無事にフィニッシュ。

気合い十分!

速報は2'54 自分が思っていたよりもいいタイムだ。
持ち物チェックでIDと板の重量を計られる。
結果を見たら現在1位!?
これには僕もびっくり。僕がスタートする前に40人ほどスタートしている中で暫定1位は意外すぎて言葉が出ない。僕の後からのスタートは35人しかいない。
後ろの選手が5人帰ってきた段階でも1位。

フジケンさんが予選通過を讃えてくれる!

MCの方が僕の名前を連呼している。
「ジャパーン!トクタロウシマー!」英語で日本のトクタロウが予選突破したー!と叫んでくれている!この時は夢のようで本当に嬉しかった。

昔からずっと一緒に競い合ってる同級生の良介もカッコよかった!といってくれる。ありがとう!

最後の選手がゴールしてMCがもう一度予選の着順を読み上げている。「ナインティーンプレイス、ジャパーントクタロウー!」
耳を疑った。それくらいびっくりした。

びっくりしすぎたよ

19位で予選通過。予想していないありえない順位に驚き、夢の舞台での予選通過。これは何にも変えられない結果となった。予選通過ラインは2'58。ボリュームゾーンは3'00から3'10。大きく飛び出た。中国選手にも勝ち、アジア一位での突破。クォーターファイナルへ進出。

しかし、予選を100%で走った僕と、80%で走ったヨーロッパ選手の力の差は歴然。クォーターファイナルは通過はどの組みも2'50を切る好タイム。

クォーターファイナル4組目スタート

一本目で出し切った僕は最後までもがくも、3'00と6位で敗退。

でもスペインのイニーゴと同じ組みで走ることができ、クォーターファイナル進出できたことで、今シーズンの目標を早くもクリアすることができた。
決勝ではスペインのオリオルが圧倒的な強さで優勝。
2'35という驚異的な強さ。

悔しいがまだまだレベルの差は歴然。
それでも、ティーニュで一緒に練習したスペインの仲間たちが僕の予選通過を本当に喜んでくれて涙が出るほど嬉しかった。

マルク!久しぶり!ありがとう!!

出場するレースごとにタイムも順位も上がっていくことも見ていてくれて、最高の仲間を持つことができた。スペインのみんなありがとうー!!

日本チームの課題も見え、全員で強くなる。それが1番の近道。

選手のみんな、サポートのみんなありがとう!

午後は体を休めて、明日に備える。
明日はバーティカル。ミックスリレーまでのコンディショニングとして、出し切っていく。
さぁ、楽しもう!

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