ネットショップを始める時に、比較したいこと(Yahoo!,Amazon,STORES,BASE比較)
最近コロナの影響もあり、オンライン上での販売を考える会社も多くなってきています。ネットショップを始めたいと思った時に、一番最初に思い浮かぶのはECショップの制作だと思いますが、それ以外の方法もたくさんあります。目的や手段に合わせて、方法を選びたいものです。
企業にオススメのネットショップ5つ
企業にオススメのネットショップは、①ECサイト作成 ②Yahoo!ショッピング ③Amazon ④STORES ⑤BASE の5つです。
それぞれメリット、デメリットや運用費も異なりますので、細かく見ていきましょう。
①ECサイト作成
ECサイトを作成する場合は、EストアやMakeShopなどのサービスを利用してサイトを作成するのが一般的です。ECサイトをきちんと作り込むには、ホームページ制作会社に頼む必要があるため、初期制作費が高くつきます。また、クレジット決済は別途カード会社との契約が必要になります。
メリットとしては、オリジナルのサイトができるという点です。ショップ作成のサービスの中でサイトを作るため、ある程度制限はありますが、他のショップよりもデザイン性は高くなります。システムも独自で組み込むことができますので、受発注の管理や顧客管理、分析をして次の販売戦略を練る、といったことが可能になります。ネットショップ運用担当者を専属で付け、確実にネットで売っていきたいという方は断然ECサイトをオススメします。
また、ECサイトはサービスの一角を借りるようなものではないので、ドメインを当てられます。検索にもかかってきやすくなります。
かかる経費
ECサイト作成費+決済手数料+サーバー・ドメイン管理費
メリット
・オリジナルデザインのショップ作成が可能
・受注管理や顧客管理などシステムの構築が可能
・検索で上位にきやすい
デメリット
・サイト構築に時間とお金がかかる
・個店型になるので、ショップの認知度を上げる施作が必須
②Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングの特徴はモール型の出店ということです。モール型の出店とはどういうことかというと、イオンのようなショッピングモールの中で一角を借りて出品するということです。対して、個店型というのは、ラカーサのように1店舗で運営している店舗のことです。
Yahoo!ショッピングの中に一角を借りての出品なので、お店のことを知らない人にも商品を見てもらえることができます。たくさんの人に見てもらって購入してほしいという目的であれば、Yahoo!ショッピングがおすすめです。
Yahoo!ショッピングは初期費用・月額費がかかりません。運営費が結構しますが、売れなければ費用が発生しません。なので、最初は試験的にYahoo!ショッピングで出品してみて、たくさん売れるようだったら、固定客を付けながら手数料が安いショップに少しずつ移動するという手もあります。
かかる経費
ポイント負担などの運用費+決済手数料+振込手数料
運用費
ストアポイント原資負担:1%~15%(現在1%は必須)
キャンペーン原資負担:1.5%必須
ポイント負担:2.5%~16.5%(現在2.5%は必須)
(アフィリエイト手数料:アフェリエイトで出品し、売れた場合のみ発生)
決済手数料
概ね商品代金の5%程度(お客様の支払い方法による)
振込手数料
月1回無料 末日締め/翌月末の2営業日前~翌月末まで
入金サイクル
月1回無料
末日締め/翌月末の2営業日前~翌月末まで
メリット
・露出度が高いので、売れる確率が上がる
・初期費用・月額費無料
デメリット
・運用経費が結構かかる
・デザイン性が低い
③Amazon
AmazonはYahoo!ショッピングと同じようにモール出品型ではありますが、出品の色が強いサイトになります。
個人のショップを作れる訳ではなく、商品の出品一覧しか表示されないので、お店の紹介はあまりできません。それに、Amazonの利用者は、Amazonが好きな場合が多いです。(利用者目線でいうと私もそうです。)Amazonの〇〇というショップで買ったという認識が低いので、固定ファンは付きにくいかもしれません。
ただ、Amazonはファンが回遊していますし、利用者数も多いので、目に触れる機会が多いと言えます。(目に触れる機会が多ければ、売れる確率も上がります。)
かかる経費
基本料+販売手数料
基本料
小口出品プラン(毎月商品49点まで販売する人。新規出品不可)
月額基本料:なし
基本成約料:販売する商品ごとに100円
大口出品プラン(毎月商品50点以上販売する人。新規出品可能)
月額基本料:4,900円
基本成約料:なし
販売手数料
8%~15%(商品による)
入金サイクル
2週間おき無料
Amazonから手数料を引かれた額が入金
メリット
・露出度が高いので、売れる確率が上がる
・Amazonファンが多い
・Amazonという安心感
デメリット
・新規で商品を登録する必要がある場合は、大口契約でしか出品できない
・ショップデザインができない
④STORES
個人での出品も多く、最近注目されているのがSTORESです。シンプルな作りなので、出品やアイテム管理も簡単にできます。アプリはありませんが、スマホでwebページから出品できます。
以前は、フリープランでの制限が結構ありましたが、出品点数が無制限になったり、デザインテンプレートが48種になったりと、スタンダードプランとの差がなくなってきています。フリープランでも十分使えると思います。
STORESは個店型のショップになります。Yahoo!やAmazonに比べてしまうと、STORES内で商品を探す人は少ないです。ショップでの出品に頼るだけだと露出度が少ないので、SNSとの連動やホームページへの広告出稿などの施作が必要です。ホームページにカートを追加する、くらいの認識です。
かかる経費
基本料+決済手数料+振込手数料・事務手数料
基本料
フリープラン:0円/月
スタンダードプラン:1,980円(税別)
決済手数料
フリープラン:売上の5%
スタンダードプラン:売上の3.6%
振込手数料・事務手数料
入金金額が1万円以上の場合:振込手数料金275円+事務手数料0円
入金金額が1万円未満の場合:振込手数料金275円+事務手数料275円
入金サイクル
月末日締めの翌月末払い
メリット
・手数料が安い
・シンプルな作りで簡単にオリジナル風ショップができる
デメリット
・STORES内での検索での購入確率は低い
・SNSとの連動やホームページへの広告出稿などの施作が必要
⑤BASE
BASEはコロナ渦の中で、売上高118.2%増の急成長企業です。他のショップに比べてインスタとの連携も早かったので、これから新しい機能を増やす場合も、他のショップを牽引していくんじゃないかと思っています。
BASEサイト内でどのくらい検索されて購入に至っているのかは、正直私の中では未知数です。(BASEでショップをやるお客様がまだいないので、比較データが不足しているのです。)個人店舗も立ち上げましたが、minneをメインにしているので、あまり力を入れておらず。
ただ、BASEは急成長企業ですので、ノリに乗っているのは間違いありません。運用してわかったことがあれば、追記していきます。
かかる経費
販売手数料+決済手数料+決済手数料
基本料
無料
販売手数料(システム利用料)
注文の合計金額(商品代金+送料)の3%
決済手数料
注文の合計金額(商品代金+送料)3.6%+40円
振込手数料・事務手数料
2万円以上:振込手数料 250円
2万円未満:振込手数料 250円+事務手数料 500円
入金サイクル
10営業日後には口座に売上を入金
メリット
・モール型のショップに比べて手数料が安い
・入金スピードが早い
・インスタ利用者が多い
(以前は、STORESはインスタとの連携ができなかったため)
デメリット
・Storesに比べて少し運用費が高い
・BASE内検索数もモール型には劣る
まとめ
以上ネットショップ5つの比較でした。
あなたの目的に合ったショップが見つかりましたら幸いです。
※この記事は、2020年10月時点の情報です。
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