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わがままお嬢様、復活。

最近、私の中の「わがままお嬢様」が復活してきてる気がする。

私が一番で、私が世界の中心で、私だけ特別で、私なら何でも許される。だってみんな私のこと好きでしょ???みたいな。

これ世の中のお嬢様に怒られそうだな、、、違うんよ、お嬢様のイメージがこうって言いたわけじゃなくてね、私の中の「わがままお嬢様」がこういう奴ってことが言いたいのであって、、、うんまぁいいやなんでも。


復活、って言うと、もともとあったものが一度無くなって再び蘇った、みたいな意味になると思うんだけど、そうそう、そのニュアンスでおけ。

だって私は、かつて「わがままお嬢様」だったから。
(一応言っとくと転生したとかではないです)


ちょっと先に、私のお父さんの話をするね。

私さ、自分のお父さんのこと、世界でいちばん優しい人だと思ってるのね。お母さんも絶対そう言うと思うんだけど。

小さい頃、毎日のように寝る前には物語を聞かせてくれて手のマッサージもしてくれてたし、
長い時間立ってなきゃいけないような時には、一言「疲れた~」って言えば、膝で椅子作って座らせてくれたし、
心の調子が良くない時には、ドライブして牧場まで連れてってくれて美味しい牛乳飲ませてくれたし、

あとこれは今もだけど、家族でショッピングモール行って車を遠くに停めた時に、帰りに私たちが歩かなくていいように、一人で車取りに行って出口まで拾いに来てくれるし、
私やお母さんの可愛いバッグも、恥ずかしげもなく平気な顔して持ってくれるし、

あとね、お父さんはいつも便利なもの持ってるの。
お母さんが昔、出先で手を切っちゃった時に、お父さんの財布から当然のように絆創膏が出てきて惚れたってエピソードが私はずっと好き。
あとお店で買ったものすぐ身につけたいけどタグが~ってなってたらちっちゃいハサミも出てくる。すごいしょ。

あれ、何の話だっけこれ?笑


とにかく私のお父さんはめちゃくちゃ優しくて、私はお父さんと一緒にいると、わがままお嬢様になれたんだよね。

その様子を見たお母さんにも「ちいちゃんはこの家のお嬢様だもんね~」って言われてたくらい。


それから、私は親戚の中で一番末っ子だった。それは私がどれだけ成長しても一番下なのには変わりないから、結局いつもみんなに、ちいちゃんちいちゃんって可愛がられてた。

余談だけど、私は周りの人から「ちひろ」よりも「ちーちゃん」って呼ばれる方が好きなのね。
それは、私を可愛がってくれる家族や親戚からそう呼ばれてたから、「ちーちゃん」って呼ばれるだけで同じように愛されてるような気になれるんだよね、勝手に。笑


あ、それから、私には二個上のお兄ちゃんがいるんだけど、同じコミュニティにいると「あいつの妹」ってだけで年上の人から注目してもらえたり仲良くしてもらえたんだよね。笑

あれ、今思うと楽だったな、、、何の努力もせずとも、先輩と仲良くなれる特権を手に入れてた。笑

これ妹あるあるだと思う。笑


まぁ、そんな感じで、色んな環境の中で、私の中の「わがままお嬢様」がすくすく育っていったわけ。

でも、小学校の時に初めてお父さんが単身赴任で遠くへ行って、それから何年も行ったり来たりして今も離れて暮らしてるけど、私の人生の中でお父さんと一緒に住んでない期間は結構長い。

だから、当時私が頼れるのはお母さんだけになって、それまでのように何でもわがままを聞いてくれる存在がいなくなったんだよね。お母さんももちろん優しいけど、お母さんには言えなくてお父さんには言えることってやっぱりあったし。

それで少しはわがままな性格がマシになったり、やっぱり家の外のコミュニティでは上手に生きていくために気を遣ったり控えめになることも増えたりして、私の「わがままお嬢様」はだいぶ落ち着いたんだよね。(多分)


そしたら「この人になら甘えても大丈夫」みたいな感覚が分からなくなっちゃってさ。
例えば彼氏ができても、甘え方が分からんってので悩んだり、誰に対しても頼ったり甘えたりすることに抵抗があったり。
てかなんか、普通に恥ずかしいし。冷静に、私そういうキャラじゃないし。みたいな感じで、気付いたら、甘えることに対して徹底的に避けるようになってたんだよね。笑

え、てかみんな、自分が赤ちゃんみたいになって甘えられる相手っているの???それ知りたいんだけど。笑



まぁそんな感じで生きてきたのがね、最近の私、「わがままお嬢様」が復活してきてない?って思ってるのよ。

それは、今私の周りにいる人がものすごく優しいからだし、甘やかしてくれる人が多いからだし、わがままを言っても大丈夫って思えるくらい私が周りの人に心を許してるからだと思う。

自分で言っちゃうんだけど、「こうしたい」「これは嫌だ」「こうして欲しい」「これはやめてほしい」を他人にハッキリ言うような、わがままでめんどくさい私ってめちゃくちゃ珍しいと思うし、想像できない人もいる気がする。

最近は、良くも悪くも、そんな私で上手くいっちゃう(わがままを受け入れてもらえちゃう)経験を積み重ねている実感はある。笑

実際、感覚的にお父さんといる時みたいな安心感を感じる場面もあるんだよね、ほんとにうっすらとした感覚だけど。

でもさ、お父さんほど優しい人はそうそういないと思うし、血のつながったお父さんだからあんだけ優しいのってあるじゃん。だから、最近の私、危ないな~とも思うのよ。笑

「わがままお嬢様」でいられる私は、かなり調子がいいとは思う。
けど、それで知らんうちに人が離れてくのは怖すぎるな~~~。

気をつけよっと。



って話!






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