子供に「ありがとう」と言わせる躾の意義

タイトルの通り、こどもに事あるごとに相手に「ありがとう」「ありがとうございます」と言わせるようにしている。感謝の意を伝えるのは大切だ。

子供がいない場でも私はお店の人なんかに「どうも」とか「ありがとうございます」を言うようにしている。

一方で、例えば飲食店で食事したり、お店で買い物をした際に感謝の意を伝えることを否定する意見もSNSなんかを見ていると出てくる。
金銭的契約の関係から対価は支払っており、それ以上の感謝を伝える必要はないという考え方のようだ。

また別の視点で、「感謝することを子供に押し付けるべきではない」だったり、「本当に感謝したときにいう」という感謝の安売りはしないわよ!勢もいる。
確かにそうなんだけど、別に自分の財布の中身が少なくなる行為ではないし…と思っていたのですが、最近明確に子供に感謝の意を伝えさせる躾はやっておくべきだと思うようになりました。

感謝したときに伝えるというのは、たしかにそうなんですけど、これを子供の頃からやってしまうと感謝すべき事柄がわからなくなってしまうんですよね。ただですら子供は自分一人でできることは少なく、周りの人からいろいろやってもらうことが多いわけです。この事柄は相手に感謝すべきことなのだろうということを学ばせるためにも、とにかく一般的に感謝を伝えるシーンでは伝えさせるというのは社会生活の第一ステップなんだろうなと思うようになってきました。
普通の話すぎますよね。

ごめんなさいもそうだと思います。
親が子供に対して、たとえ自分の子供に非があったとしても申し訳ないと心の底から思った時しか「ごめんなさい」を言わせないなんてとても偏った意見も見かけますが、ごめんなさいのポイントが理解できずに育ってしまう。

ただこのエントリーの話で言えることは、
自分に非があったとしても、申し訳ないと心の底から思った時しか「ごめんなさい」を言えない人はいつまでたっても相手にあやまれない人ですし、
心の底から感謝したときしか「ありがとう」を言えない人は、感謝することを忘れてしまうのだと思います。
この2者については、基本的に会社やコミュニティで阻害されていきます。自分でも理解できないままに。


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