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miyuki
2018年6月28日 22:31
帯にあるコピー「愛と暴力」そのものだ、この本は。初めて読んだときは、その惨さと狂気にちょっと引いてしまったけれど、次第に、その「惨さ」や「狂気」の延長線上に自分もいるのだと気がつく。空知くんほどじゃなくても、自分を好きと言ってくれる人をときにぞんざいに扱ってしまう残酷さや、みかちゃんほどじゃなくても、自分を傷つける人ほど好きになって追いかけてしまったりする愚かさを、わたしは持っている。そし