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【第二回】Squad beyondというデジタル広告のプラットフォームビジネスについて/提供する価値と収益の源泉

プラットフォームの再発明で利益がどう上がるのか。

プラットフォームが新しくなるとどんな良いことがあるのか、どのようにして対価を得るのか。

第二回では、我々が具体的に何を提供し、どんな課題を解決し、どんな未来に繋げるのか。そしてユーザー、非ユーザー、社会のそれぞれにどんな価値を提供するのかを書きます。

主に下記の3つが今後我々が提供する価値であり収益の源泉です。

それぞれ説明していきます。

1.ユーザーに対し「効率と正確さの改善からなる収益改善」を提供するとは


これは、単純にSquad beyondを利用してくれる企業や人の数の拡大を意味します。
Squad beyondは、SaaS型のプラットフォームですので、毎月の利用料金を契約期間中いただきます。その代わりに、業務を効率化させ利益を向上させる業務の土台を提供します。

業務の土台を提供し、それを利用したユーザーが得られる対価は「利益の向上」です。

■Squad beyondを導入すると利益が増す


Squad beyond導入ユーザーから最も多く頂くフィードバックとして、

「売上が伸びてコストが減った」
「人と時間が少なくて済むようになった」
「教育の手間が減った」
「成果を出せる人が増えた」

というものがあります。

つまり、雑に言うとSquad beyondを導入すると利益が上がります。そしてそれが継続します。
これは当然、「すべてがSquad beyondのおかげ」という魔法ではありません。
Squad beyondというプラットフォームに合わせて業務を行うという最初の小さな努力をしていただいた結果起こったことです。逆に言うと、それだけ既存の働き方は負荷が高いということの裏返しでもあります。

■なぜそんな事が可能なのか


業務フローや情報伝達がシームレスでない」ことで生まれる不要な仕事や、それによって利益を上げている仕事が多いからと考えています。Squad beyondを利用すれば、それらはプラットフォームが代替してくれるため、極限まで不要なことを減らせます。

辞めるべき事をきちんと辞める」だけで業務が改善され業績が良くなる事例はごまんとあります。(選択と集中というやつですかね)
サッカーで言えばゴールキーパーが90分のウチ50分攻め上がってたら失点しまくるリスクが高いですよね?そういうやらなくていいことをやってる事例がとても多いのです。

デジタル広告の仕事が生まれてからもう20年ほどになるでしょうか。
20年前のことは知りませんが、少なくとも私がこの業界に入った2013年頃と働き方の本質は変わってないように思います。

■実際に起こっていること


デジタル広告の仕事は、大まかに下記のように進んでいきます。
そして、これらは一度掲載されて終わるのでなく、広告効果を改善するため最初の手順に戻り無限ループが続いていきます。

各業務フェーズにおいて複数社から様々なツールが提供されています。
これらが前述した、「あとから追加できるツール」です。
「最低限」でもこれだけのツール数になるので、大きな予算を扱う会社では、WEB広告の運用という仕事で10個以上のツールを使っていることはよくあります。

これらのツールは、語弊を恐れずに言うと、第一回で紹介した私の地元の駅の様なプラットフォームに後付で追加されているように見えます。
※あくまでも例えです

ツールがいくら良くても、土台の性能が上がるわけではないので本質的な改善には遠いのです。
もちろん、それなりの改善効果はあります。
しかし、得られる改善効果に比例して手間や別のルールが追加され、本当の価値を発揮できていない場面が多くあります。

対して、業務自体やプラットフォームをゼロから時代に合わせて再構築できれば、あとから追加するツールも少なくできるし、追加したツール自体に対する人手もルールも最小限で済むでしょう。
ツールやノウハウがコモディティ化した今、何かを「追加して改善」するよりも「減らして改善」する方が実は効果が高いことも多いです。

■どのようにやっていくのか


まずは現場でなくてはならないものにする。
これにつきます。
プラットフォームは使う人が多ければ多いほど性能が上がっていき、できるようになるサービスも増えます。

そのためには、我々の目指す世界観を出し過ぎずに足元の業務や悩みにダイレクトに役に立てる状態として市場に浸透させていきます。第一回の冒頭で書いた、戦略上、リリースや推し出す機能をコントロールしていたのはこのためです。
なぜなら、高尚な理想を掲げても分かりにくく使われないものでは世界を変えるスタートにすら立てないからです。ユーザーはテクノロジーの凄さよりもいかに自分の生活を変えてくれるかを重視します。
高尚な理想や高度なテクノロジーを「それっぽく見せない」ことで市場への浸透を図り、気づいた時には全員使ってるようなものします。
圧倒的に使われれればその後の全てに繋がります。

2.非ユーザーに対し「信頼できる情報やパートナーの可視化」を提供するとは


■信用が前提にあることで想像を超えて実現する効率化

もう1つ、ユーザーからよく言われることがあります。

「Squad beyondのユーザーさんは信頼できる人やスキルが高い人が多い」

ということ。
弊社のユーザーさん同士は、プラットフォームを介して仕事のコラボレーションができ、つながった結果弊社にいただくフィードバックの一例です。
この信頼度の高さで、二次、三次的にユーザー/非ユーザー関わらずとも価値を提供していきたいと考えています。


もう一度この図を出します。

Squad beyondでは、これらすべての機能がひとつのプラットフォーム上で完結します。機能ごとの設定も必要ありません。
一番最初に行う業務である「制作」をした時点でその後のすべての業務を行う設定は完了しています。

つまり、起点はCMSですが、実際には「業務プラットフォーム」です。
凄そうに見せない」ためにCMSやヒートマップやテスト機能を推してますが、事実は業務プラットフォームです。必要な多くの機能がSquad beyond上で設定無く完了します。

その上で、業務のトレーサビリティが確立された状態で他社とコラボレーションをする。相手のスキルや過去の実績がわかっているから過度なコミュニケーションがない。業務が少なくて成果が多くなる状態が出来上がります。


■正しい人が正しく評価されないと、世界は発展しない。


「行ってきた仕事の価値が正しくされていない。」
この業界にいてよく思うことです。すごそうな人が評価されて、本当にすごい人は過小評価されている事が多い。

ではそれらは、どのようにして解決することができるのか。

私は大のサッカー好きです。時間を見つけてはヨーロッパサッカーを見ています。近年、サッカー選手が練習でも試合でもこのような短いタンクトップのようなものをつけているのをご存知でしょうか。

この短いタンクトップには、『加速度計』『ジャイロスコープ』『磁力計(コンパス)』の3つのセンサーを搭載したデバイスが内蔵されており、走行距離、加速回数、減速回数、方向転換回数、ヒートマップ(プレーした位置)、心拍数、運動負荷、ジャンプ回数、短時間におけるスプリント回数、動作の左右対称性、速度…などなど様々な個人データを詳細に記録することができます。

練習や試合でどのような結果を出したのか、それはゴールやアシストだけでなく、結果につながるキープレーをどれだけしたのか、全てが数値化され可視化されます。

全てはデータに現れ、嘘をつくことができません。いついかなる時もチームのために全力を尽くしてプレーし、自らの役割を全うしていなければたちまち市場価値を失ってしまいます。

逆に言うと、常に全力を尽くし直接的でも間接的でも結果を出している選手は相応の評価と報酬が与えられます。

■誠実で居続けることに正しいインセンティブを


同じことは業務の現場でもできるのではないか。

デジタル広告の仕事はデジタルの上で実務が進みます。デジタルの強みは、即時性と計測の容易さです。
そのハズが、実際には

・どの仕事をどのように実行しどんな実績を出したのか。
・どのスキルに長けているのか。
・誰が本当に実力があるのか。
・継続性はあるのか。
・裏切らない人間なのか。

これらを明確にできる人はいません。

なぜなら業務がアナログで、古いプラットフォームの性質により情報が断絶されているからです。

我々はサッカー界で実現されているように、プラットフォームを再開発し、業務のトレーサビリティを確立することで正しい人が正しく評価され正しく報酬を受け取れる世界を目指しています。

■誰かが本気でやらないと世界は変わらない。

このように、デジタル広告の仕事では本当に価値のある仕事をしてきたのかそうでないのかが分かりづらいことが多い。

まあぶっちゃけて言うと世の中何でもそうだと思いますが、デジタル広告の仕事ではアウトプットがデジタル上で起こるので、それらを可視化できる可能性が高いのでは?と思ってます。
できたほうが良くて、できると思ってるのでやる。本気でやる奴がいないと変わらないし。

イーロン・マスクの好きな言葉があります。

1:16~
「テクノロジーは黙っていても進歩していくものだとみんな勘違いしていますが、自動的に進歩するものではないんです。改善しようと多くの人がとても熱心に働いてはじめて進歩するんです。放っておけば劣化していくでしょう。古代エジプトでは素晴らしい技術でピラミッドを作り上げましたが、それらの技術は忘れ去られてしまいました。」

つまり誰かがやらないと変わらないということです。
少なくともやろうとしてる人見たこと無いし。

これが実現できれば、世界中どこであっても、何かを売りたいとき、広めたいとき、どこのどんな人に頼ればよいのか、新しい仲間を招くときになにを信じればよいのかを可視化できる。
だから、ユーザー、非ユーザーに関わらず提供できる価値は山ほどあると確信しています。その価値の対価として、ARRとは違う性質の収益をあげようというのがこの章の結論です。(結論ファーストじゃなくてすません)


3.社会に対し「健全な経済成長の源(機会)」を提供するとは

■仕組みを変えて世界を良くする。介在、利用されるメリットをつくる

Squad beyondユーザーは信頼できる。
という認識が当たり前になったとき、様々な副産物が生まれます。誰も勝ち得た信頼性を失いたくないからです。

それが実現するとどうなるか。
※敢えて伝わりやすいように極論で書きます。

【近しい未来】

  • 過剰な広告が世に出ることがなくなるでしょう。

  • 通販で困る人が減るでしょう。

  • 広告媒体は審査の手間を減らせるでしょう。

  • より知識労働をする人が増え業務レベルの底上げがされるでしょう

【少し先の未来】

  • 地方の小さな事業者がデジタルマーケティングを使いこなすでしょう

  • ↑経済的に成長するでしょう

  • より地方と都心部の垣根がなくなるでしょう

  • 日本と世界の垣根がなくなるでしょう。

  • 外貨を得やすくなるでしょう。

  • 日本人が世界に出やすくなるでしょう。

  • 誰でも世界中の人と働けるようになるでしょう。

これらの世界が実現されたときまたはその麓に立ったとき、ユーザーでも非ユーザーでも、まったくの第三者であってもSquad beyondを使いたい、もしくはSquad beyondを使ってる人と仕事をしたい。
と多くの人が感じるであろう未来が待っていると考えています。

良いことをしたいから、良いことに協力したいから、そしてそこで良い人が見つかるから選ばれる。
プラットフォームであることのメリットを最大限生かし、社会的に不可欠な存在となることで新たな対価を得られる価値を生んでいきます。


以上、第二回はここまで。
第三回では、競合はなになのかについて書こうと思います。


第三回につづく

【第三回】Squad beyondというデジタル広告のプラットフォームビジネスについて/我々は何と戦い、誰と進むのか

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