マガジンのカバー画像

ちょこっと夕凪日詩

492
毎日ちょこっとだけ、日記のように詩を書いてみます。 生涯一大好きなマンガ「ヨコハマ買い出し紀行」の、 アルファさんのように、色んなものに目を向けて、 思いを巡らせ、綴り語りしてみ…
運営しているクリエイター

2022年10月の記事一覧

2022年10月31日

2022年10月31日

空で舞踏会が行われているような、

軽やかな雲の模様の上を、

四日月がぷかぷかと、

気持ちよさそうに浮いている。

これもまた、ハロウィンか。

オレンジ色と青色の背景の中で、

風の流れるままに、踊る雲たちは、

一生懸命に月に手を伸ばしているようで、

月はというと優しく微笑み、

がんばれ、もう少し、と励ましているよう。

少しずつ夜の色が下りてきて、

オレンジ色がなくなる頃に、

もっとみる
2022年10月30日

2022年10月30日

その馬の走りは、胸をワクワクさせてくれた。

第156回天皇賞・秋。

現役G1馬五頭はじめ、快速自慢の一線級が集まった頂上決戦にふさわしいレース。

一番人気は、未だG1馬でないものの、今年のダービー・皐月賞を、どちらも大外枠から2着に入ったイクイノックス。

まさにゴール板を通り過ぎる最後の一完歩で、逃げたパンサラッサを差し切った。

最後の末脚は見事としか言いようのないもの。

お父さんのキ

もっとみる
2022年10月29日

2022年10月29日

雲がほとんどない晴天の朝から、

掃除機をかけて、布団を干して、シーツは全部洗って。

お日様に任せて長い時間のウォーキング

春から毎日、200日を超えて。

天気が荒天で、達成できなかった日は1日。

仕事の復帰しての忙しさで、もう少しで届かなかった日が一日。

今日は202日目。クリアした日が200日に到達の、

毎日一万歩チャレンジ。

体も心も、「休みだ、疲れ抜けない、まだ寝とこう、部屋

もっとみる
2022年10月28日

2022年10月28日

もうすぐ完成間近のマンションに、

夕焼けが真っ直ぐに下りて行って重なった。

淡いオレンジと水色が混ざった空のグラデーションは、

穏やかな秋の柿の色、優しい秋の焚火の色。

今週も良く働いたと思う。

土日は、自分の時間をゆっくりと。

体も心もまだ復帰して一ヶ月半

自分で思っている以上に、

自分に負荷をかけてないかい?

自分に無理させていないかい?

自分自身によく尋ねてみて、

ゆっ

もっとみる
2022年10月27日

2022年10月27日

山の向こうには、天使がいたのかもしれない。

そんな天使の翼ような雲が、

夕焼けの反対側に伸びていた帰り道

きっと天使に出会ったら、

笑顔になれて、幸せになれるのだろう。

そんなことを考えた。

と、そう思ったときに、

浮かんだのは、さやっちの顔。

いつも真摯に全力で、笑うときもお天気を伝える時も。

一生懸命に自分の仕事に打ち込む。

今日はさやっちの誕生日。

もし天使は誰と聞かれ

もっとみる
2022年10月26日

2022年10月26日

空のキャンパスは今日も大作が出来上がっている夕焼け空

ぼんやりと陽の光りがにじむように広がり、

オレンジ色の夕焼けはじんわり空を染めていく。

朝出勤時に聞いていたウェザーニュースでは、

今日は「柿の日」にちなんで、柿の食べ比べ配信をするとか。

サツマイモの日に続き第二段だ。

箱推しキャスターさんたちの、少しキリっとモードが入って、

お天気を伝えるモードのレギュラー配信をは違って、

もっとみる
2022年10月25日

2022年10月25日

今日も雨かなぁ、

そんな思いで家を出た。

アスファルトは雨でしっかり濡れていて、

朝日は雲がかっていた。

昨日は電車で移動した後に、ゲリラ雷雨。

今日は傘をもって歩く。

歩いて数分で、ポタ、ポタ…と大粒の雨粒。

やっぱり今日も降るか・・・とそう思って傘を差そうと顔をあげると、

二重の虹がくっきりと。

グレーバックの曇り空に、鮮やかにかかる虹に、

傘をさすのも忘れて、パシャリ、パ

もっとみる
2022年10月24日

2022年10月24日

ゆっくりと太陽に吸い込まれるように

東に流れていく雲に、

今日はいい天気になるといいなと思って出勤したものの、

電車で移動した先ではスコールの様なゲリラ雷雨

傘も持たずに出てきてしまい、コンビニ傘を久々に買う

職場につくころにはもう上がったものの、

くつと靴下はびしょ濡れで

朝から散々だった。

一日が終わり、楽しみだった時間。

春ぶりに、大好きな人と会う約束。

変わらぬ笑顔の彼

もっとみる
2022年10月23日

2022年10月23日

一万歩チャレンジ201日目

大通りに早めに出て、真っ直ぐに隣の駅の賑わっているところまで歩く。

療養中ちょくちょく行っていた飲食店には、

平日に行けることがなくなったので、

今日は足を運んだ。

持ち帰りの生餃子まで購入して川辺を歩くと、

夏の頃の力強い濃い色の景色ではなく、

モザイク調で、ビーズを撒いたようにキラキラと光を反射する色合いが、

目に飛び込んできた。

アプリを見たらソ

もっとみる
2022年10月22日

2022年10月22日

紅葉が美しいのは、楓や銀杏だけでなく、

桜もまた美しい色付きを見せてくれる。

街路樹として植えこまれた桜の樹々たちは、

春の満開の桜の花はもちろん、

夏の力強い緑の葉が広がる姿も、

そしてその緑がすっかり抜け落ちて、

冬の枯れ葉になっていき、赤や黄色に色づく紅葉が、

侘しくもあり美しくもあり。

土曜日ウォーキングは、いつもの整骨院までの道のりと、

その帰りの近くのプチモールでの散

もっとみる
2022年10月21日

2022年10月21日

これは、空なのか・・・・?

思わず息をのんでみあげたうろこ雲の作りあげた空もようは、

まるで自分が小さな浜辺の生き物になって、

海の底から浜辺に寄せる白波を見上げているような、

そんな気持ちにさせられるほどの美しさ。

一つ一つの雲が点描画のようで、

一瞬の間に、あっという間に消えてなくなるのだけれど、

その一瞬に、自分と空だけが世界にいるような

大きな世界に自分がちっぽけで、佇んで

もっとみる
2022年10月20日

2022年10月20日

ここだよと、示す数字は列車の先頭の停止位置。

青空と電線が導く列車に、

はっきりと見えるその数字は、

凛として見えた。

朝は冷え込み、夕暮れは早くなっていくこの季節

何だか背中が丸くなって、縮こまって歩いてしまいがちな中で、

寒さで張り詰めた空気の中、

凛とした列車の停止位置の看板は、

「さ、今日もシャキッと行ってらっしゃい。」

と、丸まった背中をトンとたたいて元気づけてくれるよ

もっとみる
2022年10月19日

2022年10月19日

「調子はいかがですか?」

かかりつけのお医者さんにそう尋ねられて、

「心はどんどん元気になっていってます。」

そう答えた今日の診察では、

うつ病の経過報告よりも、

今週に入ってから完全にやられた、鼻水と、のどのたんが絡むことを、

診てもらうはめになった。

と言っても問診で、くすりを処方してもらっただけであるが、

その距離感が心地いい。

薬局から出て駅に向かうと、雲はすっぽり太陽を

もっとみる
2022年10月18日

2022年10月18日

喉が完全につぶれてしまった朝

声を出す仕事で全く声が出ないなんてのは初めてで、

耳の中に響く自分の声が今まで聞いたことがないくらいに

しゃがれて、低い声になっている。

時折喉にワタが詰まったように声が出なくなる。

痛みはないのだけれど、ずっと喉にもやがかっているような、

憂鬱な朝、出勤しないとと扉を開けると、

ふわぁ、ふわぁぁぁぁっときんもくせいの香り。

どこだろうと香りの向くまま

もっとみる