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#119 とどの妻有、へぎそば最高

さてゴールデンウィーク3連戦の最後はホームで松本山雅FC戦!一応隣県なので、山雅サポさんも結構来るんじゃないでしょうか。向こうさんもうちと同じく現在3連勝中。負けられません。

というかもう試合当日なのにこの文章夜中に書いてました。水曜も試合があって試合間が狭まると更新が大変です。ご容赦ください。

今回のネタの話に移りますが、松本といえば何かなぁと考えました。松本市がある長野県は、長野パルセイロという長野市を本拠地にしているクラブもあるので、あまり長野県というよりは松本市ならではの物にしたかったのですが、もう普通に信州蕎麦にしてしまいました

対する新潟はもちろん「へぎそば」です。へぎとはイラストにも描きましたが、蕎麦を載せるうつわのことです。諸説あるみたいですが、木を剥いで板を作りそこに蕎麦を盛ったから「剥ぎ(はぎ)」からへぎになったとか。

このへぎそばですが、ただへぎに載っているだけではありません。蕎麦のつなぎに布海苔という海藻を使っており、それがツルツルとした喉越し、食感に繋がっています。

なぜつなぎに布海苔を使うようになったのでしょうか?

へぎそばが生まれた十日町市の「妻有」という地域は着物作りが盛んでした。「妻有」は「詰まり」が語源ではないかというほどの奥まった地域で、豪雪地帯で知られています。雪が降る冬の間は稲作ができません。なので冬の間、男衆は県外へ出稼ぎに行き、女衆は家で機織りの仕事をするのが盛んになりました。その着物を織る際に糸を撚る(よる)ために使っていたのがこの布海苔だったんです。

実は私の勤めているデザイン会社の得意先の一つに、玉垣製麺所様というこの「妻有そば」を作っているメーカーさんがいらっしゃいます。その新製品開発におけるブランディングを手伝わせていただいたときに、めちゃくちゃこの地域の蕎麦について調べたことがありました。

実はこの妻有地方では、昔からおめでたい席で蕎麦を食べる風習があります。新潟は米も有名ですが、この蕎麦についても十分誇れる食文化だと考えます。

ぜひ松本山雅FCに勝利し、おめでたい蕎麦を食べましょう!布海苔を使った蕎麦を食べて、その後の上位との連戦に「つなげ」ましょう!


追記:
実は、玉垣製麺所様の代表製品「妻有そば」は、昨年「おいしい そば乾麺大賞」でグランプリを受賞されています。個人的には乾麺でこの蕎麦に勝るものはありません。全然忖度でもなんでもなく、本当に美味しいお蕎麦です。一度ご賞味してみてください。




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