整形外科のリハビリや接骨院に通っているのに良くならない


初回のお悩み:整形外科のリハビリや接骨院に通っているのに良くならない

頭痛、腰痛、手首の腱鞘炎、のぼせて汗をかく等のお悩みがあり、整形外科のリハビリや接骨院に通っているのに良くならないため、当サロンのInstagramを見てご来店。

理想の状態

痛みのせいで楽しみたいことをあきらめない状態になりたい

お体の状態の確認


①ベッドに座った状態で首から後ろに振り返る動作で首の緊張状態を確認
②同じくベッドに座った状態で骨盤を動かしたときの上半身のしなり具合と腰の筋肉である腰方形筋の硬さを見て緊張状態を確認

※病院での検査で異常は無いのに痛みがある場合は、筋肉の過緊張により可動域が制限され痛みが出ている可能性が高い。痛みの解消にはまず本来の可動域を取り戻す必要があるので、可動域の確認は必須である。

原因箇所の特定・施術


①⇒人間の本来の可動域は後ろにいる人の顔面半分が見えている状態。
チェックしてみると、左右共に肩先あたりまでしか見えていない状態で、
・特に左の背中、背骨の際の筋肉が硬く緊張している
・左後頭部の筋肉付着部分が硬い
加えて左二の腕、ふくらはぎも硬く緊張大

②⇒特に左腰方形筋の緊張があり、骨盤を動かしても上半身があまりしならない。

①②の状態から
左の後頭部・背中・二の腕・ふくらはぎの過緊張が可動域を制限しており、それらが頭痛・腰痛・左手首の腱鞘炎・のぼせの原因と考える。

二の腕~後頭部を繋ぐ筋膜と、ふくらはぎ~後頭部を繋ぐ筋膜どちらにも痛みの原因がある状態である。更にどちらの筋膜にも、女性は42歳以降に巡りが悪くなる三焦経・小腸経・膀胱経が通るため、調整は必須である

黄色い箇所:原因箇所 赤い箇所:辛いところ(お客様に直接印をつけていただいている)
青い箇所:次回調整したい箇所


二の腕(上腕三頭筋)は特に硬く、指で押してもカチカチな状態だったが、
下記イラストの黄色〇の箇所を、経絡と筋膜に沿って調整すると指が沈むくらい柔らかくなる。

筋膜の繋がりがあるため、腰や頭が辛いときは二の腕(上腕三頭筋)の硬さ(経絡では三焦経・小腸経)の確認・解消は必須

ご自身のお体に合ったセルフケアをお伝えし、
身体の恒常性の働きにより、1カ月経つ頃には施術前の状態に身体が戻ろうとするため、最低でも3回は施術を継続し痛みが解消された状態を定着することが根本解消には不可欠とお伝えし終了。

2回目(初回から1カ月と4日後)初回施術以降の1カ月間
頭痛の頻度が減り、腰痛が無かった

2回目のお悩み:右背中の寝違えたような痛み

1週間前から右背中に寝違えたような痛みがあり、接骨院に行ったが変わらず、右腕を後ろに引く動作をすると違和感が増すとのこと。また、3週間前には右足首をねんざしたとのこと。

お体の状態の確認

①ベッドに座った状態で首から後ろに振り返る動作で首の緊張状態を確認
②同じくベッドに座った状態で骨盤を動かしたときの上半身のしなり具合と腰の筋肉である腰方形筋の硬さを見て緊張状態を確認

原因箇所の特定・施術

①⇒前回の施術前は振り返っても左右とも肩先までしか見えていなかったのが、2回目は施術前から顔の輪郭まで見えている状態。比較すると左の方が見えづらい状態
②⇒骨盤の揺れ・上半身のしなり具合に左右差があり、左の方が重い状態。

①②の可動域制限を解消は大前提として、右背中の痛みの原因は、右足首のねんざによる右体側の筋肉の過緊張によるものと考えられる。右腕を後ろに引く動作=右に体を捻じる動作のため、捻じる動作を妨げるポイントの圧痛を確認・解消した。


右臀部・右わき下の圧痛や違和感はおそらく右足首のねんざによるものと考える。
右わき下の圧痛を解消すると捻じる動作をしても右背中に違和感が出なくなった。

まとめ

右背中の痛みは突然だったとのことから、おそらく3週間前の右足首のねんざがきっかけとなり、体の側面の筋肉の緊張の連鎖で、捻じる動作に制限がかかり痛みが増幅したのではないかと考えられる。捻じる動作を妨げているポイントに集中的にアプローチした結果、痛み・違和感がなくなった。

左の手首の腱鞘炎とのぼせて汗をかく点がまだ続いているため、次回は本命の手首の腱鞘炎に、より丁寧にアプローチしたい。

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