感謝。感謝。感謝。それは誰のため?

感謝
世の中、世間様を見渡してこれほど耳障りが良く、蔓延ってる言葉はない。
感謝するやつ →良き
感謝しないやつ→悪い
この構図が見事に出来上がってる。
そんな世の中に一言言わせて頂けるのであれば
「うるせぇーーーー!!ばぁぁーーーか!!」だ

「そんな事言うなんて感謝の心が足りないよ!」
「今の自分の環境がどれだけ恵まれてるかわかってないよね、感謝しなさいよ!感謝!」
「感謝できないなんて…可哀想な人」
そんな好き勝手な罵詈雑言が聞こえてきそうだが、一言断っておく。感謝自体を否定しているわけではなく、「強制的な感謝」が私の癪をサワサワサワサワ触りまくるのだ。

落ち着いて考えたことがあるだろうか?
その感謝で誰が得しているのか?
察しの早い坊や達はこの辺で気付いているだろう。感謝することで得をするのは「その環境を支配している人」である。国であれば政府。会社であれば経営者。部活であれば顧問。家庭であれば親。であることに。
感謝してくれればくれる程これほど上からの管理がしやすいことはない。なぜなら感謝を強要すれば、不満や不安からは目を逸らせるからだ。感謝を強要し、それをしなければ悪い奴という風潮を作り、その悪い環境を正当化する。
それができあがれば上への不満をそらせると言うわけだ。
上の立場からの「感謝すべき!」はスルーすべきが、賢い選択なのかもしれない

感謝というのは強制ではなく、社会の雰囲気に飲まれてではなく、あくまで自発的に感謝した時のみ、「良い感謝」なのではないか
と私はそう思う。
などと完全に私の自論を展開したところで世界が変わるわけもないので、潔く諦めて今日もサウナに足が向かいます。サウナに「感謝」しながら。
ではまた。

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