塾に行きたがらない子供とどう向き合う?
勇気づけコーチのみさです。
私の住んでいる地域では、中学生ともなると周りでもみんな塾に行き始めます。早い人は小学生から行ってます。
うちの子や周りの子を含めて話してると、こういう話が割とあります。
「塾に行こうよって言っても、嫌がるのよね。」(入塾できない)
「塾の日に行きたくない、と行きたがらないのよね」(その日に行きたくない)
中学受験や高校受験は日程が決まってるので、待ったなしだし、もう行きたくない、とかそんな甘っちょろいことを言ってる場合じゃない。さっさと行ってきなさいよ~!と親が焦ったり。いくらかかってると思ってるのよ!とお月謝が気になったり。
我が家も同じで、どうすりゃいいの?と思っていたころがありました。
今、次男が塾に通っていますが、前とはずいぶん変わりました。次男が?いいえ、私が、です。
今は、「休むなら、先生に連絡するから早めに教えて。」と言ってあります。
子供は部活の試合当日や前日は「休む」と言ってきます。定期テストの前も「休む」と言ってきます。
私は「はいよ」と塾に休む連絡をしています。
内心「行けるんじゃないの?行ったら?」と思う日もあります。でも、子供が決めることにしたのでそうしています。
なぜって、やっぱり塾に行くかどうかは「子供の問題」だから。
どの高校に行くかは、進路は基本的に子供の課題です。だから、子供が決めればいい。ただ、受験は日が決まってるし、親としては最大限のサポートをしたい。
だからこそ「子供に考えてもらう」をおススメしたいです。
「え?でも、ちっともうちの子は考えてない。ただイヤだ!って言ってるだけ」
と思っていたのは私ですが、私が首を突っ込んでいたので、そして「どーすんの?どーすんの?」と言っていたので、子供はもう自分で考えるのもイヤになってたんだと思います(だって、何言っても私が「でも」「じゃあ」と自分の考えを押し付けていたから)
自分で、入塾するのかしないのか、その日に行くのか行かないのか、決める。
この「決める」って言葉は簡単ですが、その前にいろんな気持ちが湧いてくるし、心の中ではいろんな思いがあります。で、あれこれ考えて
「行く」「行かない」「出席する」「欠席する」
が決まる。「決める」って自動的に身につく能力ではなくて、これも練習だと思うのです。
ほら、大人でも「決められない」人っていますし。(私、そうでした。大人になっても誰かに決めてほしいと思っていたくらい)
それに「どうせ、行きなさいって言われるだけ」だから「行きたくない」と気持ちを表明しているだけかもしれないのです。
大丈夫、子供には決める力があります。
「行きたくない」は、子供に聞いてみないと分からない。
だからこそ、
「どうするか自分で決めていいよ」
「決めたら教えて。塾に欠席連絡するから」
「休みたい理由はなに?」
と質問して子供の気持ちをまず聞いてみる。
そこから、子供に「決定権」を徐々に渡して子供の課題は子供に返す。
それが長い目で見れば、子供が「自分のことを自分で決める」(自立)へつながると思うのです。
「子供の問題を子供に考えてもらう。」
うちの次男は自分で出席・欠席を決めるようになってから、塾の日に「行きたくなーい」なんてことは言わなくなりました。「塾のおかげだな」と言ってる時もあります。「自分で決めなさい。どっちでもいいから」にしてよかったな、と思っています。
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