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#8 札幌の一人社長の集客について(1年目)

みなさんこんにちは。
本日は、ガストで唐揚げを食べながら執筆活動中です。

弊社は株式会社totokaという社名で、北海道札幌市を拠点にエネルギー支援をしている会社です。(エネルギーコスト削減や省エネの補助金申請支援、その他エネルギーに関連する周辺業務をお手伝いしています)
今、私は従業員を雇わずに、一人社長として活動しています。そんな私が開業から今に至るまでの「集客」について、お話させていただきたいと思います。


まずは振り返りを

タイトルにもありますが、弊社は現在2期目です。(2023年1月16日に登記)
銀行口座を開設して役所に届出を出し、活動を開始したのが昨年度の5月頃です。

ちょうど、活動開始から1年を迎えたわけですが、開業してからの「集客∝売上」に関してお話します。

集客について

この1年間で私がどのような活動をしたか、簡単にフェーズ毎にまとめてみました。

フェーズ1【立ち上げ期】

まずは、前職の人脈へ挨拶しました。反応は「マチマチ」でしたが、今も継続して仲良くしてくださる方もいますし、その方から紹介していただき人脈を更に拡げることも出来ました。
この方々が居なかったら、今の事業は成り立っていません。

ここで、1つ注意したのが、創業時は喉から手が出るほど契約が欲しかったのですが、前職の顧客には手を出しませんでした。
前職とは喧嘩別れしたわけではないため、敵対する意思はありませんでしたし、中長期的な視点で考えたときに、前職の顧客に手を出すのは「浅はか」だろうと考えました。

また、会社のホームページは創業と同時に立ち上げましたが、検索順位の上位には上がってきません。
ホームページは自作しているので、SEO対策が下手ということも否めないですが、半年程度はホームページからの集客は「0」でした。

(最近はありがたいことに、少しずつ引き合いをいただけるようになりました。本当にありがたいです。。)

フェーズ2【テレアポ&飛び込み期】

前職では営業を離れてから、事務職を経験し退職したので、営業時代から数年のブランクがありました。当時のお客さんとは既に疎遠になって方も多かったので、挨拶周りは一瞬で終わりました。笑

そして早速、困りました。
「うーん、どうしようかな。。よし!とりあえずテレアポしてみよう!」
でも、電話営業は一切したことが無いので、どうすれば良いか分かりません。

そこで、クライアントになり得る会社に電話して、営業するのではなく協業先を探すという作戦を思いつきました。
何となく、シナジーがありそうな会社に協力を仰ぐことにしたのです。あわよくば「お客さんを紹介してくれるかも?」という打算的な考えもあって、数社に電話しました。

対象は、大手モバイルキャリアの代理店をしている会社です。法人向けの携帯電話を販売しているということは「エネルギーのコスト削減は協業しやすいのではないか?」と思い、早速電話してみましたが、門前払いでした。

今思い返せば、比較的大きめの代理店に電話して協業を申し込んだのですが、向こう側に協業するメリットは何もないわけです。
そんなことも分からないくらい必死?だったとも言えると思います。

そんな中で、小規模で経営しているソフトバンクショップの社長が会ってくれるということで、早速会いにいきました。
(彼女の名前をソフト社長としましょう)

フェーズ3【人脈という脈が打ち始める】

そして、協業を申込みました。直談判です。
もちろん、この時点で我が社の実績は「ゼロ」です。ラクスルで自作したカタログを携えて意気揚々と挑みました。

結果、ソフト社長のリアクションが薄い。そこには、何とも言えない無言の空間が流れていました。でも、ここで引き返したら負けです。

でも会話は弾まない。
そして、気持ちは沈む。

そして、僕は会話を切り出しました。
「あの・・・困ってます。。どうやって集客すれば良いと思いますか?」

出会って、5分くらい。見ず知らずのソフト社長に対して、お悩み相談を始めました。

そこで、僕を見兼ねたソフト社長が「異業種交流会って知ってる?」と質問してくれました。

何も知らない僕は「あ。これはネズミ講。」と思いましたが、話を熱心に聞いていると、とても分かりやすく異業種交流会の仕組みを説明してくれました。入会費もそんなに高くなかったので、騙されたら笑い話にしようと思って、入会したい旨を伝えました。
(本当に良くしてくれたのに、すみませんでした。。)

フェーズ4【異業種交流会に参戦】

生まれて初めての異業種交流会の当日です。
異業種交流会の名前は伏せますが、会場はホテルで会費は5,000円程度です。
ホテルの会場という時点で緊張します。自慢じゃないですが、ホテルなんて入ったことないですからね。

ソフト社長は異業種交流会を脱退予定だったため、事前に別の社長を紹介していただきました。(別の社長をケンチク社長とします)

ケンチク社長は「忙しくて事前に会うことが難しいから、当日の会場のロビーで会おう」と言ってくれました。

そして、いよいよご対面です。ケンチク社長はなかなかの強面でしたが、自身の創業当時の苦労話をしてくれました。多分、緊張をほぐしてくれたのだと思います。

ケンチク社長の後をついて、いよいよ会場に突入しました。
円卓がいくつもセットされていて、会場には、個性豊かな面々が揃っており、奇抜な恰好の社長やお金持ちの装いをした社長、年齢も性別もバラバラでした。

会場に入り、言われるが儘に入会をしました。
そして、ステージのうえに上がり、何も分からぬまま皆さんに挨拶をしました。
「皆さん初めまして、株式会社totokaの永峰と申します。創業したばかりで、右も左も分かりませんが、よろしくお願いいたします。」
そして、異業種交流会へ無事入会することが出来たのです。

フェーズ5【交流するだけ】

始めて入会した異業種交流会は、毎月定例の交流会がありました。ケンチク社長は業務多忙のため参加できないため、初回以外は一人ぼっちで参加することになりました。

でも、一人で参加しても誰とも仲良くなれないので、全然仕事の話にならない。というか全員が赤の他人なので、何話せば良いか分からない。。
既に交流会内には、人間関係の輪が出来上がっていて、入っていけないのです。

ポツ―ン。。

1次会で話をしても2次会に誘われない。誘われないとタクシーの乗り合いが出来ないので、別会場に移動できない。

よし。帰ろう。

そして、1次会だけ参加して、直ぐに帰るという毎月の定例業務になっていきました。

フェーズ6【転換期】

結局、仕事も鳴かず飛ばずのまま、多少の収入はありますが仕事としての拡がりはありません。もちろん、生活費も賄えないレベルです。

何よりも暇で時間だけ持て余すと焦ります。何か行動していないと落ち着かないのに、何をすれば良いか分からない。

焦燥感に追い込まれていきます。

とにかく実績を作らないと、誰も相手をしてくれない。でも焦って実績を作ろうとしても空回りするだけ・・

そんな中で、救いの手が差し伸べられます。異業種交流会に一緒のタイミングで入会した人が声を掛けてくれて「一緒に仕事をしよう」と誘ってくれました。(誘ってくれた人を「七福神さん」としましょう)

おそらく、去年の秋口だったと思います。ここから徐々に波に乗り始めます。

フェーズ7【さらに異業種交流会へ】

七福神さんは、他の異業種交流会に属しており、「そっちに参加してみないか?」と提案してくれました。

七福神さんは社長なのに全く背伸びしないタイプの人で、一瞬で「この人は信じられる」と僕の直観が働きました。
何より七福神さん自身がその異業種交流会のメンバーに支えられている実体験を教えてくれたので、その場で入会しようと思いました。

フェーズ8【結局、人】

新たな異業種交流会に参加して、思ったことがあります。
環境が大事。そして環境を創るのは「人」であるということです。

新たな異業種交流会に参加したからなのか、フェーズ1【立ち上げ期】で会った人達とのビジネスが回り始めたからなのか、基盤整備が出来たからなのか、原因は定かではありませんが、この辺りからビジネスが成り立つようになってきました。創業してからおよそ9か月経過した頃です。

実績が少しずつ出来たからという要因もあると思います。きっと、売上を何としても上げなければ、という焦りもなくなったことも要因です。

いろいろと要員はありますが、大切なことは自分のフィーリングと合う人との関係性を大事にしていれば、人脈は拡がっていきます。そして、出来るだけの良い環境に自分の居場所を移すことが大切だと思います。

まだ何者でもない私が偉そうに語っておりますが、これから創業して頑張っていく若き社長の皆さんに何かが伝われば良いと思い記事にしてみました。

まとめ

創業して1年経過して分かったことは、人との繋がりで、とりあえず何とかなるということです。
きっとこの先、事業が上手くいかない時期があると思います。そして、事業を拡大するためには人脈だけでは成し得ないこともあるでしょう。

その経験は改めて記事にして、皆さんにお伝えしたいと思います。

上手くいかないことも多々ありますが、一緒に頑張っていきましょう!


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