オープンワールドなカードゲームの開発記録

ととです。普段は謎解きを作っている者ですが、ゲームも作るよ。

題名通りのゲームの開発記録を残していきます。

発足

思い立ったのが先月の始め。カードゲームが大好きな筆者であるが、新カード発表から瞬く間にデッキが開発され環境が移り変わる、そんなシビアな世界に息苦しさを感じていた。自分の思うままに強いデッキを考察できて、それが評価される世界があったら楽しいだろうな、と思っていた。

じゃあ作るか。誰もが最高のデッキビルダーになれる世界を。

対人ゲームである限り、競争の息苦しさから逃れることはできない。そこで僕は、一人プレイに特化したカードゲームを作ることを考えた。そのような作品はすでにいくつか存在している。Slay the Spire などの「ローグライクカードゲーム」と呼ばれるジャンルだ。

しかしデッキビルダーたる僕は、もっと自由にデッキを組みたいと思った。ランダムに提示される2~3枚のカードからデッキに入れるカードを選ぶのではなく、すべてのカードのすべての組み合わせの中からあらゆるデッキの可能性を試したいのだ。

しかしそれはあくまで、「最終的には」という話である。ゲームを始めた初期の段階では、カードの種類が多すぎると何をしたらいいかわからなくなってしまうし、「カード 1 枚 1 枚との出会い」という楽しい瞬間を最初に全放出するのはあまり賢くない。カードは小出しにしつつ、最終的には全カードの中からデッキを組める、それでいてカードの収集作業は苦にならない。そんなゲーム構造が実現すれば、そこはデッキビルダーの楽園足りうるのではないか。

そこで思い立ったのが、オープンワールド探索とのかけ合わせであった。広大な世界を冒険しながら、ときにはちょっとした謎解き的な仕掛けを突破してカードを集める。強いカードを手に入れるには強敵を倒す必要があるので、プレイヤーは工夫を凝らしてデッキを組む。カードが集まればそれだけ強いデッキを組めるようになり、最終的にはボスの攻略を目指す。RPGのレベリングを、カード収集とデッキ構築に置き換えるという表現が分かりやすいだろうか。

カードをどの順番で集めるのかを試行錯誤する。弱いカードでも工夫次第では強敵を倒せるかもしれない。圧倒的な自由度の高さに手ごたえを感じた僕はさっそく開発を開始した。

ゲームシステム

1人プレイ特化ということで、カードを使用するのはプレイヤーだけで充分。敵の行動は「こちらのカードを1枚破壊する」「自分にxダメージを与える」といったシンプルなものにして、それをどう掻い潜るかを考えるゲームにした。対CPU戦にありがちな「敵のアホな行動に萎える」心配はもうない。
自分のとれる行動は2種類。「手札のカードの使用」と「場のカードの破棄」だ。場に出せるカードの枚数は (画面の都合もあり) 有限なのだが、自分から能動的にカードを破棄できることで、盤面ロックのストレスから解放されるとともに、破棄時に効果のあるカードを作ることで戦略性も増す。また、出して即破棄する行為を正当化することで、カードの種類が生き物だけでよくなった。(呪文を即破棄で再現できるため。)
ルールをシンプルにした分、カードの効果は (最終的には) ある程度複雑なものにする予定だ。僕の人生の半分以上をかけて触れてきたカードゲームの知識を存分に生かして、個性的なカードを作ろうと思っている。期待されたし。

画像5

※画面は開発中のものです。
敵の次の行動は表示されるため、それをいかに掻い潜るかプレイングが試される。

探索部分に関しては、
・マップ上の敵アイコンに話しかけると戦える。
・勝利するとその敵をカード化できる。
・強い敵ほど強力なカードになる。
を基本システムとして、さらに一部の敵は隠れて姿が見えなかったり、アスレチックのような仕掛けの先に待っていたりと飽きずに楽しめる仕掛けを可能な限り入れる予定だ。

キャラクター

僕は絵が描けないんだ!
さすがに絵から勉強してたら 5 年くらいかかってしまうので、そこは妥協することにした。その代わり、簡単に書けるイラストで世界観を構築することに頭を使った。

自機

画像1

※画面は開発中のものです。
かわいい。

画像2

画像3

※画面は開発中のものです。
幾何学的な図形の形をした意思なき物体。少し不気味でかっこいいイメージ。細かい設定はまだ決まってないが、こいつらを調査しカードに収めることがプレイヤーの目的となる。

ハカセ

画像4

※画像はイメージです。
カードの開発者。敵をカード化して情報を持ち帰ると研究してくれる。研究が進むと、敵を探すレーダーが作れたり、一度行った場所に即座に飛べるシステムが作れたりする予感。

進捗

カードゲームも探索も、システム部分は概ね完成している。あとはひたすらマップを作成して、個性豊かなカードを作れば完成なのだが、ここはたっぷり時間をかける予定。具体的にはカード100種類を目標にしている。気長に待ってくれ。


マップ進捗... 3 / 100
カード進捗... 7 / 100

まとめ

こんな感じでゲーム作ってるので、気に入ってくれたら応援よろしくお願いします!記事とかツイートにいいねしてくれるだけで、だいぶ支えになります。
進捗報告は今後も毎月初めに上げる予定です。

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