5/6 日記というか雑感というか#15

 本日の天気は雷雨だった。雷雨なんてずいぶん久しぶりな気がするのだが、雷雨は夏に多いからなのだろう。
 今日は朝から食欲が無くて何も食べずにいたために倒れて寝ていたところ雷の音で目を覚ました。
 夏でもここまでの雷雨というのは珍しいのではないか、というくらい空がピカピカと光っていたし、音がうるさいくらいだったのだが、私として停電が非常に心配だった。もしもパソコンを使っているときに停電が突然起こってデータが……なんていうことは今時は無いとは思うが、少し心配になるものだ。
 世の中には雷恐怖症というものがあったり、そこまでではなくても雷が苦手だという人はいるものだが、私は雷の音は昔から嫌いではなかった。むしろ好ましく思っている。突然の停電には本当に困るものだが、落ち着く雨の音の中に突然目を覚ますような轟音が響くのはこれがオーケストラか、と思ってしまう。音楽の教養があるわけではないのでオーケストラ自体がなんなのかよくわかっていない人間の言うことではあるが。
 そして私が雷雨を好ましく思うのは、雷雨は長く続かないからということもあるかもしれない。梅雨に降るような、しとしととした雨は長く降り続くものだが、雷雨のような雨は短期間に激しく降る。雨というのは長い期間続くと精神的に暗くなってしまう。これについて学術的な研究があるのかどうか知らないのだが、鬱病となった私個人の経験として、精神状態は天気にある程度左右される部分があるのは確かだ。
 Covid-19の流行に地震、そして雷雨。最近は辛い出来事が続いている。弱り目に祟り目という言葉がこれほどハマる時はなかなかない、と言いたいところだが、悪いことが起きるときは災害や不運が続くものであるようにも思う。
 これは、日本という災害の多い国に住んでいるからには仕方のないことではあるのだろう。日本という国では何をするにしても災害が足を引っ張る。我々はこの国で、災害にうまく付き合っていかなければならないのだ。
だが、残念なことに私は全く準備ができていない。地震が起きるかも知れない。土砂崩れが起きるかも知れない。火事が起きるかも知れない。だが、人間とは「かもしれない」ではなかなか動けない生き物なのだ。私自身がそうであるように。

 緊急事態宣言が発令されてからしばらく経ち、終わりが見えてきた、というより本当なら今日宣言解除される予定だった気がするのだが、月末まで延長されたらしい。妥当だろうと思う。
 だが、感染者数の傾向だとかを見る限り、終わりが見えてきているように感じる。正直、こういう時の対策なんて全くできていなかったためにそれなりに大変な部分もあったが、有意義な部分もあった、そう思えるような令和二年前半だったと思いたい。

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