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読書レビュー 色彩の力

 面白さ★★★★☆
 オススメ★★★★☆
 難しさ★★☆☆☆
 ページ数:238

 ひとことで表すと……色の与える様々な影響について知れる本

 色は様々な物事に大きな影響を与えており、この本では、その影響がどのようなものなのかについて詳しく説明している。

 まず色は光線のうちの一定波長のものであり、さらに虹の7色や暖色、寒色などに分類される。色による様々な影響は、視覚的な影響はもちろん、光線的な要素でも人に影響を与えている。光線的な影響とは、光を浴びる事によるホルモン分泌量などの変化があり、これは視覚を遮断した実験などで実証するような研究もある。

 この影響について、例えば感覚を変えたい時には低明度の色を使うと重量感が重く感じたり、白、青、黄を使うとスピード感を感じたり、黒や紺、えんじ色などは高級感を感じる、など様々なパターンについて解説していて、色々な場面で活用できそうな例が数多く紹介されている。

 この本を読んで実際に活用することができれば、ビジネスでもプライベートでも色による良い影響を与えることができると考えられる。本の冒頭では色が印象に与える影響は全体の8割もある、というような事が書かれていて、最初は半信半疑だったが読んでいくうちにそれにも納得することができた。もう少し日常生活でも服の色など、色の影響について意識していこうと思えた。

今回の本:色彩の力 売れるは色でつくれる 著 染川千恵 白夜書房 2024

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