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【2023年度 読書記録①】『なぜか感じがいい人のかわいい言い方』山﨑拓巳(サンクチュアリ出版)

はじめに

僕は仕事ができません。まだ研修中で仕事という仕事はしていないので現段階でできるもできないもないのですが、できないと確信しています。
4月に新社会人となり、金融機関に就職しました。大学では金融のことは何も学ばずに来たのですが、就職活動を経て、気がついたら金融機関にお世話になることになっていました。周りの同期達は経済学部や経営学部の出身も多く、グループワークなどでは同期達の知識量や思考力、優秀さに圧倒されることもしばしばでした。
当然、金融知識をつけなければならないのですが、同じくらい大事なことがあるのではと考えました。周りの人に助けてもらうことです。自分のスキルや知識を増やす努力は当然必要ですが、周りの人を頼りながら仕事をこなしたり勉強していくことが自分には不可欠だと考えたのです。

別の金融機関に勤めている大学の先輩と会う機会があり、たまたま今の自分にピッタリなこの本を紹介してもらいました。

概要

角を立てない・人に好かれる・感じをよくする言い回しを場面ごとに紹介した本です。先輩に教えを請いたいとき、誘いを断りたいとき、うっかり失言してしまったときなど、ことば選びが難しい場面でどのような言い回しをするとその場をまるく収め、その後の良い関係につなげられるかということが書いてあります。

感想

一番の感想は「勉強になりすぎる」でした。この本を読んだ目的である、人の上手な頼り方はもちろん、様々な場面において”感じがいい人”になるためのテクニックが詰まっていました。
中でも自分にとって新鮮だったのが、感じよく思われるには素直な気持ち=一次感情をそのまま伝えるのが良いということです。感じよく思われようとしすぎると変に気を使って明らかな建前コメントをしてしまったり、バレバレの社交辞令を言ってしまうことはよくあると思います。そうではなく、思ったままを伝えるのが好印象だと学びました。
この本に書いてあることは読んだ段階では自分にとっては仮説でしかありません。人それぞれパーソナリティがあるので、同じようにやれば同じようにうまくいくとは限りません。なので、自分で検証を重ねたいと思います。上手く使いどころを見極めながら実践し、ノウハウを蓄えながら、最終的に”なんか感じがいいやつ”を目指したいと思います。そうしたら困ったらみんな助けてくれて、仕事ができない自分でも成果をあげられるのではないかと思います(希望的観測)。

おわりに

誰に向けたわけでもない自己満足の稚拙な文章ですが、自分の備忘録のために読書記録をしていきたいと思います。それがもし何かの拍子に誰かの何かしらの参考になれば幸いです。

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