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猫舌?いや、むしろ熱々食べる方が少数派ですよ!〜熱々食文化について考える

猫舌という日本語があり、熱いものを食べられない人を指し、しばしば馬鹿にされがちな傾向があるのだが、どうも納得がいかない。

そもそも熱いものを食べる習慣があるのは人間だけであり、ましてや火傷するぐらいの熱さに耐えてまで、むしろそれぐらい熱いのが美味いという観念は正常とは思えない。

それを人間の特権と捉えることもできるかもしれないが、私にはドMな世界のように発達した大脳皮質の歪みにしか見えない(笑)

そう、私は猫舌です…。

アイスクリームが溶けると甘過ぎるくらい甘いように、味覚はそもそも常温の方が感じやすいわけで、冷たいのが美味い、熱いのが美味いというのが私には全く理解できない。
同様な理由でビールをキンキンに冷やして飲むのも日本ぐらいで、ほとんどの国がほぼ常温で飲んでいるので、少し考え直した方が良いと思う。常温では飲めないというのなら、そもそもその人(多くの日本人)にビールは合っていないということなのではないか。

だいたいラーメンなどでも「熱くないと嫌だ!」という人がいるが、食べている途中で「あ、いかん!50度切った…冷めた」と言って食べるのをやめている人を見たことがない。熱くないと嫌だ…は感情論のように思えてしまう。

フランス料理などでホーローの器などで冷めない工夫をすることはあっても熱々のものはなく、肉を美味しく食べられる温度を追求した結果である。
あまり熱くしてしまい、タンパク質は42度を超えると凝固してしまうから旨みもクソもないw

そもそも世界中には手で食べる文化の人が最も多い(手食4割、箸3割、フォーク3割)その人たちに熱々を出したらイジメだw

ではなぜ人は熱々のものを求めるのか?
おそらく熱々食文化は「鍋文化」であり、東アジアの一部と日本(の一部w)にだけ存在する独特の文化と言える。
仲間と一つの鍋を囲んでわいわいと食べる。熱々のうちに早く食べないと分前は減る(笑)そんな幸福感もひっくるめた熱々食文化なのではないだろうか?

…ほら、やっぱり熱々じゃなきゃ!は感情論だw

少なくとも世界的には少数派なのだから、熱いものを食べられない我々を猫舌と呼んで特別扱いするのではなく、熱々食文化の人たちを逆に鍋舌と呼ぶべきではないだろうか?
猫舌と鍋舌…どちらに基準を持っていくかで、見る角度が変わるわけですねw人の世は面白い!
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
MENSAジャパン会員
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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