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バキバキしないんですか?〜いやその前にバキバキってなんだと思いますか?

治療していると
「骨をバキバキしないんですか?」
と聞かれることがしばしばあります。

そもそも骨が…という主語が間違っています。
コラム「バキバキってなんの音?」
意外と知られていないし、骨がずれるわけではないので背骨の矯正や骨盤調整などの言葉も医学的には矛盾している。
残念ながら日本国内の整体やカイロプラクティックと名乗っている人たち(日本では医学教育がなされていないため)でさえ骨の音だと思っている方が多い。
コラム「カイロプラクティックは医学です」
とても残念ですね。

さてさて、バキバキのメカニズムなんかを知りたい方は上のリンクのコラムで見ていただくとして、バキバキするべきなのか?してはいけないのか?を考えていきましょう。

バキバキの技術は120年ほど前のアメリカで爆発的な人気となって広まった技術(カイロプラクティック)です。日本だと整体、この際カイロと整体の違いなんてどうでもいいとしましょう(笑)

120年前…車もない時代で、当時の人たちのライフスタイルは10キロ、20キロ先でも歩いて行くのが普通で、一日中肉体労働、とんでもない強靭な肉体と体力を兼ね備え傷害といえば物理的な怪我が多いわけです。
おそらく120年前の人たちから現代人を見ると「なんで一日中座ってるのに腰痛いの??」と疑問になることだろう。
全員が高校生の運動部のような120年前の世の中…そこで抜群に効果を発揮したバキバキ技術を現代人に同じことをして同じ効果が得られるわけがない。

簡単に言い切れば「バキバキの技術はアスリート用」であり、運動不足の現代人には効果がない。(だから「バキバキしません」などの表示も技術者の不理解の極みということです)
ましてやバキバキを骨の音だと思ってしまっている医学に無知な日本の整体やカイロ(を名乗るだけ)の者が、真似事でバキバキやったところで効果があるわけがない。

バキバキするか?しないか?の前にバキバキってなんなのか?を考えるべきなのにね(笑)人の世は面白いですね!
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
MENSAジャパン会員
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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