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LIVE!Tipnessの有料化はうまくいくのか?

大手スポーツジムのtipnessが提供しているLIVE!TIPNESSというサービスはご存知でしょうか?
LIVE!TIPNESSはコロナの影響でスポーツジムの休会会員が増える中、ライブ配信を利用して30分の集団レッスンを無料で受けられるサービスです。
(TIPNESS会員でなくても利用可能です)

LIVE!TIPNESSが8月から有料化!

先ほど無料と書いたのですが実はこちらのサービス、8月から有料化します。
「今まで無料で受けられたサービスが有料化する」
コロナの影響で急遽始まった無料サービスだったのでいつかこうなることは予想できていました。

果たしてこの有料化はうまくいくのか!?
自分なりの予想を書いていこうと思います。

Twitterの声

まず今回の有料化についてtwitterでどんな声が出ているか、見てみました。
個々のツイートの引用は避けますが下記のような意見が出ています。

・有料ならやらない
・復会しないと会員割引がきかないのでどうしようかな、、

「継続したい」という方はわざわざつぶやかないこともあると思いますが、有料化に前向きな熱意の高い層はあまり多くはなさそうでした。

うまくいかないのか?

個人的にはそんなことはないと思っています。

ティップネスさんは、コロナの早い段階で会員中心にオンラインで無料サービスを提供するだけでなく、会員向けに自宅でのトレーニングなどの情報提供を無償で行ってきています。感情的な側面ですが、会員に対して「無償で支援をしてきた」という事実は、サービスを受ける側にもすりこまれているので、いわゆる「返報性の原理」が働きます。

事実、サービスが有料化することに対して、私自身何も感じなかった(まあ、そうだよねという感じ)ですし、有料化の告知に対して、ライブ配信内でネガティブコメントをする受講者もほとんどいないです。

そもそもティップネスの主な顧客層が40代以上と推定されるので、Twitterでネガティブなことをいう層とはまた異なりそうです。
こうした層の中で、「まだ施設に行くのは不安」と感じている高齢層や持病をもった層などは有料会員化する余地がありそうです。

今後サービスの位置づけをどうしていくか?

ティップネスとしてはこのライブ配信という形態はほとんど追加コストなく実施できる新しいマネタイズ方法だと思います。施設の運営コストもほぼかからず、インストラクターの時間と配信設備さえあれば運営が可能です。

現在は会員サービスに対する補完としてサービス展開をしている印象ですが、ティップネス会員であることを前提としないサービスとして展開をしていくことも十分考えられます。

そもそもジムは施設利用意外の月額収入での売上確保が難しい業態(社内環境的にも)でした。そこに対してコロナの影響もあり、一気に月額収入外でのマネタイズの方法が現実味をおびてきています。

今後は施設利用の月額収入を前提とせず、例えば施設利用は単発利用で、ベースの月額費用はライブ配信や健康管理、栄養管理に関するサービスの利用料として月額費用をもらうようなモデルも考えられそうです。(健康に関するスーパーアプリ化するようなイメージです)

ジム業界は箱ものビジネスゆえのジレンマをコロナを機に打ち破れるのか、どこが打ち破れっていくのか、今後の展開が楽しみです。

最後に

自己紹介以外では初投稿でした。。
書きたいことがたくさんありすぎて、整理できていない乱文となり申し訳ないです。。今後も投稿していくのでよろしくお願いいたします!

サポートを励みにさせていただいています!いつもありがとうございます!