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長編連載小説『サンキュー』第856話。

 俺の創作は、順調に進んでいった。それで、夜は寝ない。その代わり、昼間、寝室のベッドに横たわって、寝る。はっきり言って、それでよかった。俺にとって、夜は、創作の時間なのだ。あと、夜は、食事の時間でもある。作家は、夜、ガッツリ食べて、仕事をするのだ。俺もそうだった。夜、キッチンに立ち、食事を作る。俺にとって、午前10時ごろは、寝る時間帯だった。寛解しているから、いい。音楽を付けて、テレビから流しながら、寝てしまう。もしくは、パソコンの手入れなどをする。俺は、創作のために、万全の布陣を敷いて、必死になって、準備をしていて、怠らなかった。いいのだ。夜寝ない分、昼間寝てしまう。俺にとって、平日だろうが、休日だろうが、午前10時というのは、寝る時間なのだ。(以下次号)

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