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長編連載小説『破線』第153話。

 実際、警視庁の科捜研に、あのライターを物証として回す事で、事件は解決へ向かうと思った。難事件、無事解決だ。俺は、板敷が何を考えているのかまでは良く分からないにしても、新宿署の班長として、この湖沼での捜査などを取り仕切る以上、かなりの責任とプレッシャーを感じている物と思った。実際、板敷は責任者だ。難しい事件の舵取りをして回る。俺は、板敷の新宿署の班長としての重責を十分感じ取れていた。実際、ライターに、高橋のDNAが付着していれば、事件は核心へと迫る。(以下次号)

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