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長編連載小説『破線』第140話。

 警察が、嗅ぎ付けるに付け、ガソリン事件で延焼し、焼死体で発見された死体は、DNA鑑定の結果、今尾誠という男性の者だと分かった。今尾は、ガソリンで焼かれ、皮膚が爛れて、全身黒焦げだった。焼死体は、科捜研が調べた。犯行に使われたガソリンは、全部回収された。警察の決死の捜査が実った形である。俺も、板敷も、全力で、ガソリン事件のホシを追う。実際、あの事件は、摩訶不思議だった。鑑定の結果、ガソリンは、スタンドにあった物がそのまま使われた、と判明した。(以下次号)

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