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長編連載小説『流刑地』第132話。

 食事が済んで、レストランを出ると、外は寒い。あたしも、トルーニャも、疲労が出ていて、やってきたタクシーに乗り込むと、座席に凭れ掛かって、寝てしまった。でも、いい。あとは、この近辺を散策して、ホテルに戻るだけだ。確かに、あたしも、仕事はきつい。こんなロシアの地にやってきても、疲労感は抜けない。また、あたしたちにとって、疲れが出れば、遠慮なく、仕事をするのだ。実際、クタクタになる。1日が終われば、お風呂に入って、休む。実際、あたしも、トルーニャも、疲れていた。それが、勤め人の現実だ。また、逃れられない性でもある。(以下次号)

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