![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105993694/rectangle_large_type_2_7656ba0b716f54a1d024f31c6feff08e.png?width=1200)
Photo by
manon_sasano
長編連載小説『流刑地』第132話。
食事が済んで、レストランを出ると、外は寒い。あたしも、トルーニャも、疲労が出ていて、やってきたタクシーに乗り込むと、座席に凭れ掛かって、寝てしまった。でも、いい。あとは、この近辺を散策して、ホテルに戻るだけだ。確かに、あたしも、仕事はきつい。こんなロシアの地にやってきても、疲労感は抜けない。また、あたしたちにとって、疲れが出れば、遠慮なく、仕事をするのだ。実際、クタクタになる。1日が終われば、お風呂に入って、休む。実際、あたしも、トルーニャも、疲れていた。それが、勤め人の現実だ。また、逃れられない性でもある。(以下次号)
いつも読んでいただき、ありがとうございます!