学校のソレあるある③ 忘れ物

お決まりの生徒たちですね。
「忘れました!」
この一言を聞くのは決まって同じ生徒たちです。
「いい加減にしろ!」
指導が強くなっても次の日
「忘れました」
となります。何度も繰り返しているうちに今度は
「忘れました」
を忘れはじめます。
そして、根負けして、ほったらかしになる、、、、、

ペナルティを入れても、どんなに指導を厳しくしても
結局持って来られない、、、、、、

めっちゃくちゃ怖い先生だったら持ってくる

ということも確かにあるといえばあるけれども
いや〜そんなの無理だし、、、、
ということもあるでしょう。
最近なんて、教師が強く言い過ぎるとプレッシャーから
休む
子もいます。
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といった、体に出る子もいます。
叱られ慣れていないからでしょうね。
じゃあどうすればいいんですか?
と言いますと、これ、指導しないが一番互いに楽なんです。
と言ってもほったらかしにするのではありません。
教師が貸してあげるのです。
「ありがとうございます」
を言わせるのです。
「忘れました」
「貸してください」
「ありがとうございます」
返す時も
「先生、ありがとうございました」
と変えさせる。
そのほうが、教育的です。
そのほうが持ってくるようになっていくのです。
持って来なくても貸してくれるからいいか!
となる子は当然います。
それでも、長い目で見れば
授業に参加できるようになってくれば
忘れたままで平気な子は生まれません。
忘れていたら、授業に参加する気にもなりませんから。
まずは授業の土俵にのせて勉強する楽しさを味わえる状態にする
と教わりました。
疑心暗鬼で始めたのに、今や定着しています。
本当に、忘れ物は減るからです。
保護者の一筆が欲しいものは忘れれば保護者に連絡する必要も出てきます。
でも、それ以外の忘れ物は
「もってきなさい」
より、貸してから
「ありがとう」
を言わせる方が改善しますから教科の忘れ物の対応は簡単です。
えっ、ワークとか、宿題は? ですか。
それは宿題にしてはいけないのでやらなきゃいいですよね。
できない子に宿題は出せません。
できるようにしないと。
持って来られないお子さんの分は学校で行わせておいて帰らせればいいわけです。
それでも結局授業でできるようになってくれば
自学もするようになってくるのですが。
これはつまみ食いできる実践ではありませんね。
学び続けて授業を腕のある人n前で行う機会を何度も行う必要がありますね。

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