同族意識の薄れが民主主義を終わらせる

民主主義の崩壊は、インターネットによる、同族意識の薄れが原因なんじゃないかと思う。

日本は比較的同一部族で構成されている。
その仮想同一部族の集団としての国への愛国心が低下している。

本来であれば、誰よりも日本人に幸せになってほしいと願う人の集まりが日本人だった。だが、今、日本人は他の日本人に幸せになって欲しいと思っているだろうか。

ここ10年ぐらいで、他国の人に対する感覚を、インターネットが変えた。言葉の壁はあるが、距離感が劇的に近くなった気がする。3.11のときに、海外からの応援を、近くに、直接的に感じなかっただろうか。

昔は、他国は遠かったが、今は他国の人も、同じ日本人もフラットな関係として認識しているように思う。日本人だから、同族だとは思っていないのではないだろうか。

日本人同士が同族だと思わなくなったら、民主主義はうまくいかない。

同じ日本人同士でも気の合わないやつがたくさんいることも、インターネットで知ってしまった。みんな日本のことなんか考えないで、自分のことばかり考えてることも知ってしまった。

じゃあ、おれも自分に都合のいいようになってほしい。他の日本人は他人だ。だから、おれに都合のいいようにしてくれと、政治にアピールしだした。インターネットのお陰でアピールしやすくなったのもあるかもしれない。

民主主義の崩壊は、インターネットによる、同族意識の薄れが原因なんじゃないかと思う。

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