生物としての目的

人としての大きな目的は、人類の発展に寄与すること。

昔は、生きることが人類の発展への寄与だったから、どうやったら生き残れるか、どうやったら人間がこれからも種として生きていくのに最適な社会を作れるかを悩み、実現させてきた。

そのツールが、資本主義と、民主主義と、科学。
そして、その目的は達成された。人間が生き残っていける社会ができた。

そこで、2つの問題が生まれた。

ひとつは、人類の発展への寄与と、人が生き残れる社会を作ることがイコールではなくなった。そもそも、人口が増えすぎて環境問題や、食糧問題が起き始めてしまった。また、セックスをしても子供を作らないようにする方法が一般的になっているということは、人がたくさん生まれることは社会的にそこまで必要とされていないということを物語っている。

もうひとつは、そのツールとして生まれた資本主義や民主主義、科学が、人間が生き残っていく社会とは違う方向を向き始めてしまった。今の資本主義は、経済格差を作ってばかりで貧しい人がより貧しくなってしまうし、民主主義は投票で勝つために、未来のことではなく、今現在の欲望を満たそうと動く。科学は金儲けのための道具になってしまった。

じゃあ、何をすれば、人類の発展に貢献できるのか。

僕の悩みの根源は、ここにある。

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