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切迫流産で入院~4日目~

妊娠10週での入院は、つわり真っ只中でした。なので寝て過ごすことがあまり苦ではありませんでした。でもついお腹の子のことが心配で、気づくと「妊娠初期 出血」といったワードで検索しては、落ち込んだり不安になったりしていました。

ここまでの記録はマガジンにまとめています。よかったら見てください。

https://note.com/tosoro/m/mc6cad6bb672c

子宮収縮を抑える点滴を24時間していて、昨日の午後から速度が速められると、動悸が早くなり気分も悪くなってきました。
ネットサーフィンも雑誌もしんどくて、ぼんやり窓の外を見ていました。
お腹に手をあてて、羊水の中はどうですか~と心の中でつぶやいてみたり。
午後、主人と息子が面会にきてくれました。
夕飯時までいてくれて、つわりで食べられず残してしまうので、少し息子に分けました。息子は私と主人の顔色を見ながら、遠慮がちに少しだけ食べていました。

主人と息子は、私が入院している間、近所に住む主人の実家で夕飯をご馳走になって、食事がすむと自宅に戻る生活をしているようでした。

主人には、家のことと仕事と、息子の世話と申し訳ない気持ちでした。息子には寂しい思いをさせていることが忍びなく、つわりとはいえ、元気に動き回る妊婦さんは沢山いるのに、私はどうしてこんなんなんだろう、とふがいない気持ちでいっぱいでした。いつも自信がなくて、弱気だった気がします。

お腹の赤ちゃんのためにも身体を休めて、という言葉も素直に受け止められず、この言葉を建て前にしてたけど、心の中では、こんなんではダメだ、みんなも本当は、もっと動けるはず、動くべきなのに、と思ってるんじゃないかと疑ってました。

お腹の赤ちゃんは大事、だから安静にしなきゃという気持ちと、ただ横たわってて退屈だし、なんだか怠けてるみたい、家族や職場に迷惑かけて、という気持ち。そして時折り襲ってくる、お腹の赤ちゃんは元気に生まれてきてくれるかな、という大きな不安。

もやもやした気持ちを抱えながら、ただ心の底からスタンと腑に落ちる感情は、今日も一日お腹にいてくれてありがとう、家族が無事に過ごせてよかったという感謝の想いでした。

この日の昼食

ポテサラとんかつ、なめたけスパゲティサラダ、いろいろおひたし

この日の夕食

鮭の照り焼き、大根の煮物、芙蓉蟹


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