[全文無料: 小さなお話 0.08] 動物園へ行こう

[1 - 2分で読めます]

夢の中で、動物園へ行こうと誘われた。誘われたといっても、そういう歌を聴いたという話なのだけれど。

このところ、note.mu で知り合ったKさんのことで頭がいっぱいなのかもしれない。夢にまでKさんが出てきて、動物園へ行こうと歌で誘ってくれるのだから。

とはいえ、ぼくは特に動物園に思い入れはないし、どうもKさんも動物園に縁のありそうな人ではない。

どこから動物園が出てきたのだろう。

動物園というと、普通は子ども心が刺激されてうきうきする場所かもしれない。でも、ぼくの場合、どちらかというと、動物が閉じ込められている可哀想な場所というイメージがある。

それで思い出したのが、昔友だちの友だちが、沖縄の大学の研究所からウミガメを逃がしてしまった話だ。

ウミガメというものは、法律で勝手に取ってはいけないことになっているらしい。けれども、大学などの研究機関は、許可を取ればつかまえて研究に使うことができる。

それを動物愛護派の若いカップルが、勝手に逃がしてしまったという話で。

日本の人はこういう話を聞くと、そんな勝手なことをするのはけしからん、と思うのが普通かもしれない。けれど、物ごとというのは、そんなに簡単に正邪を決められるものだろうか、とぼくなどは思ってしまうのだ。

ウミガメにはウミガメとして大きな海を自由に泳ぐ権利がある、というのも一つの考えとして成り立つし、ウミガメに成り代わってその正義を実現する人が少しくらいいたっていいのではないか。

だからと言って、ぼくが動物園に行って、動物たちを逃がしてやるかというと、それはまた別の話。

ぼくがすることと言えば、インドで街を散歩する牛たちに、バナナの皮をおやつに上げるの程度のことだ。

そんなこんなで、夢をきっかけに動物について考えることになった。

夢というものは、まったく不思議なものだ。

☆夢でKさんが歌ってくれた「動物園に行こう」の歌を、鼻歌程度に歌ったので、こちらに置いておきます。
http://flavaj.mitona.org/magazeno/yumeno-Ksaku.mp3

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100

いつもサポートありがとうございます。みなさんの100円のサポートによって、こちらインドでは約2kgのバナナを買うことができます。これは絶滅危惧種としべえザウルス1匹を2-3日養うことができる量になります。缶コーヒーひと缶を飲んだつもりになって、ぜひともサポートをご検討ください♬