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deko
2021年3月18日 09:12
『雨月物語』は江戸時代後期に、上田秋成(あきなり)が著した読本(よみほん)で5巻9話からなります。読本というのは、今でいう小説のこと。『雨月物語』は幽霊や怨霊にまつわる怪異話が主ですが、その中から、今回はわりとソフトなものを。昏睡状態から目覚めた、ある僧侶の話です。では、『雨月物語』の世界をお楽しみください。※なお、原文を意訳していることをご了承ください。はるか昔、平安時代の話である。