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4.24(65/89日目) 再会

朝、出掛けようとしたらサロンのソファに日本人がいて、その人と仲よくなり一緒に街を歩くことに。

その人は、なんと一年かけて世界一周している最中らしい。

北海道出身の人で名前は森崎さん。ヨーロッパはロンドンから入り、フランスを経由して昨日スペインに入って来たが、旅行一ヶ月目ですでに金欠らしく、旅行している場合ではなく仕事を探したいと言っている。見た目は素朴な田舎のお兄さんといった感じだが、外見にそぐわず行動力のある人である。

世界一周という旅の発想もすごいが無計画さも...、すごい人だ。

とりあえず、日本人の経営している宿やレストランならもしかしたら働かせてもらえるかもしれないので、自分が以前泊まったことのある日本人経営のホテルに行ってみることに。 

森崎さんのこれまでの旅行体験などを聞きながらながらランブラス通りを歩いていると、突然誰かに背中をポンと叩かれた。

「おう!」

振り向くとなんと安田さん

こんなに偶然に会えるとは思ってもみなかったが、会いたいと思っていたのですごくうれしかった。

嬉しい再会に感謝して、昨日までのお互いの出来事などの話をしてひと盛り上がり。安田さんは相変わらずバルセロナのコンテストに出品する図面を書いていたらしい。FCバルセロナ優勝の事も聞いてみたところ、盛り上がりは凄まじいものだったらしいが残念ながら写真は撮っていなかったとのこと。

安田さんの横に、語学留学しているという日本人の女性もいたので4人でしばらく会話。森崎さんが安宿を探していると伝えると、安田さんが住んでいるあのペンションがちょうど一部屋空いているというので確認しに皆でペンションへ行ってみることになった。

再しぶりのペンション。なつかしい感じだ。いじられキャラのお婆ちゃんも元気で、相変わらずナイスなキャラクターである。自分が前回泊まった時は長期休暇中で休んでいたというメイドの人も居た。

安田さんと一緒にいた語学留学中の女性がスペイン語を話せたので、お婆ちゃんも交えダイニングでしばらく会話を楽しんだ。
安田さんは5月1日にこのペンションを出る予定らしいので、その後に自分が入居する予約を入れることが出来た。

バルセロナ大学の学食でランチをしようということになり、4人で歩いて向かった。以前大学に物件情報だけ見に来たことがあったが、勇気がなく学食は入れなかったので楽しみだ。

学食に到着し学生に混じってプレートランチを注文。自分で食べたいものをトレイに乗せていくシステムだ。

スープと魚料理にデザート、ミネラルウォーターがついて700Ptsとまぁまぁな値段。この旅行中、底辺の暮らしをしてきた自分はそこまで安くは感じなかったが、世間的には安いと思う。スープはとても美味しかった。

食後、安田さんと留学中の女性は古着屋に行くと言うのでまた会う約束をして別れた。

使い捨てカメラを新たに買おうと思っていたが、安田さんが 

「安いカメラを売っている店を知っているよ。何度も使い捨てを買うならそっちを買った方がいいよ。」

というので、フィルム、電池付きで約4,000Ptsで購入した。

その後、森崎さんと港に行くなどしてブラブラしたあと一旦ホテルに戻ると、またまたサロンに日本人旅行者がいたので仲良くなり3人で夕食を食べに行くことに。

その人は伊東さんと名乗り、愛想が良いとは言えない無口な人だったが、自分と同じくサッカーを見にヨーロッパを周遊しているらしく、しかも同郷だった。

夕食後ホテルに戻ったあともサロンで5時間近く雑談。バックパッカーは大体の人が面白い旅行ネタを持っているので話に飽きることはないし、サッカー談義も加わると話は尽きることはなかった。
長く雑談していたもう一つの理由として、このホテルは深夜1時頃まで外の音がやかましくて寝れないというのもあった。ここのホテルが異常に空いているのは、公園の近くでやかましすぎるという理由もありそうだ。

深夜2時頃部屋に戻って寝た。とにかく今日は安田さんと再会できてよか った。

本日の出費

朝食 500Pts
昼食 700Pts
夕食 750Pts
コーヒー 200Pts
ペンション予約 2,000Pts
カメラ 4,000Pts

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