見出し画像

林道ツーリングの本

「林道」という言葉には魅惑的な響きがある。オートバイを含めバイクにはほとんど乗ったことがない(離島のみ)であり、今のところ乗る予定もないのだが、以前は乗用車と自転車で何度か林道は走っていた。とはいえ、舗装されているところだけど。

最近、「林道ツーリングガイドブック 2024~2025」という本が出版されていることを知り、読んでみた。関東近郊を中心に、主要と思われる林道がカバーされている。東京近郊でも色々あるが、さすがに乗用車だと厳しそうなところが多い印象(バイク雑誌の別冊本なのでそのような配慮はなさそう。それで良い)。林道の分岐の写真が多く林道自体の写真は少ないが、それでも空想旅行は出来るので面白い。

もう20年近く前に三国峠を通る道を乗用車で通過したことがある。埼玉県から長野県に抜ける唯一の道であり、昔は林道だったらしい。当時の記憶を辿ると、小海線沿いに行こうと道路地図を見ていてたまたま発見し、行ってみた、とかだったと思う。1車線しかない道。
今回の本には出ていないが、行けるのかと思い調べたところ長野県側は通行可能らしいが、埼玉県側は現時点で通行止めらしい。復旧されることがあるのか!?

長野県側:川上村
https://www.vill.kawakami.nagano.jp/www/contents/1662010626708/index.html

埼玉県側:秩父市(旧大滝村)
https://www.city.chichibu.lg.jp/9446.html

また、山梨県と長野県の県境にある大弛峠(おおだるみとうげ)にも行ってみたいと思っているのだが、この本にも載っていた。未舗装なのは長野県側とは知っていたが(山梨県側は舗装路)、載っていた写真だと乗用車や自転車ではとても無理っぽいぐらい荒れている模様。残念。

それにしてもよく深山幽谷を切り開いて全国津々浦々に林道を作ったものだ・・・と思った。昔の日本は財政的・作業人員的に豊かだったのだなと思う。そして一部の道は廃道になりつつあり、数十年・数百年経つとそこに道があったことすら分からなくなるのだろうか。諸行無常。味わい深い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?