Toshusai

色々回り道をして、今はスタートアップにいます。不惑をだいぶ過ぎています。

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最近の記事

読書メモ:「天才の光と影 ノーベル賞受賞者23人の狂気」

https://www.amazon.co.jp/dp/4569856810/ ノーベル賞受賞者と言えば、天才的な頭脳を持ち、それを活かして素晴らしい業績を上げた人、というのが一般的なイメージだろうか。 一方で「バカと天才は紙一重」という言葉もある通り、キワモノな人(あるいはノーベル賞受賞後にキワモノになった人)も一定程度いるらしい。この本はそのようなノーベル賞受賞者を紹介する本である。 筆者は「天才」という存在に予てから関心があるのだが、確かに幼少期のエピソードを見る

    • 読書メモ:「ウォールストリート伝説のブローカーが弟に教えた負けない投資術」

      300ページ超の書籍で、内容は挑戦的であるが面白い。 ただ、最終的に著者が勧める投資術としてはシンプルで、S&P500に連動する手数料が低い投資信託に投資せよ、ということ。 なぜS&P500か? 主要な業種にあらかじめ分散されていること、構成企業は多国籍企業であるため、結果的には世界的に分散していること、S&P社が常に指数に組み入れられる企業をモニタリングしていること、がその理由である。確かに。 米国のファンドによっては、年間手数料が0.01%~0.04%程度とのことで

      • 登山者はフリーライダーで良いのか?

        先週末、丹沢にある鍋割山と塔ノ岳に登った。大倉尾根の下りが想像以上にキツかったこと、その中で左足の登山靴のソールが剝がれたことはさておき、今回の山行で一つ思ったことを共有したい。 特に塔ノ岳はこれまで行ったことのある山の中でも指折りの登山者数であった。軽く100人以上の人とすれ違った気がする。バスや駐車場の様子から考えると1日合計で1000人以上になるのかもしれない。年齢層もバラバラ、国籍も様々であり、いわゆる登山の格好をしている人から、軽装でペットボトルのみ持って登ってい

        • 直感に従って買った関帝の置き物

          3月の休日、横浜の中華街に出かけた時のこと。主な目的はもちろん、中華料理を食べることであった。12時前に着いていたが、目当ての店は満席で入れず、事前に調べておいた別の店で食事をした。 食事自体は素晴らしく、食べ放題のコースを選んだこともあり、これ以上一口も食べられない、というところまで食べ尽くした。生理的に口に食べ物が入れられない、という体験は、人生初であった。 さて、レストランを出て、祭りか、というほどの混雑の中、近くの気になった店を覗きながら歩いていて、たまたま入った

        読書メモ:「天才の光と影 ノーベル賞受賞者23人の狂気」

          上達方法の最適解

          他のエントリーにある通り、私は昨年8月からピアノを練習している。両手で弾くことが想像できなかった段階からすれば上達したとも言えるが、簡単なところでも間違えるし、まだまだ、というレベル。 他にも過去、色々と独学を試みたことはあるが、真にマスターしたと言えるものはないようにも思う。 一方で、世の中には天才とか達人とか言われる人がいる。彼我の差はいったい何であろうかという点に興味があり、天才や、達人に至る方法に関しては様々な本を読んできた。その中で少し前に読んだ「究極の鍛錬」とい

          上達方法の最適解

          何のために学ぶのか?:「英国エリート名門校が教える最高の教養」読了メモ

          自分はまあ、勉強は好きな方であると思う。試験勉強も嫌いではないが、特に本を読んで色々と考えることが好き。色々な本を興味の向くままに読んできたが、それを通じて少しでも教養と言われるものが身につけばいいなと願っている。 4月に発刊された「英国エリート名門校が教える最高の教養」を読んでみた。著者はイギリスのパブリックスクール(超名門の中高一貫校みたいなものか)に入る子供のための教師であり、本人もパブリックスクールからオックスフォード大学というキャリアである。 ただ、著者の位置づ

          何のために学ぶのか?:「英国エリート名門校が教える最高の教養」読了メモ

          林道ツーリングの本

          「林道」という言葉には魅惑的な響きがある。オートバイを含めバイクにはほとんど乗ったことがない(離島のみ)であり、今のところ乗る予定もないのだが、以前は乗用車と自転車で何度か林道は走っていた。とはいえ、舗装されているところだけど。 最近、「林道ツーリングガイドブック 2024~2025」という本が出版されていることを知り、読んでみた。関東近郊を中心に、主要と思われる林道がカバーされている。東京近郊でも色々あるが、さすがに乗用車だと厳しそうなところが多い印象(バイク雑誌の別冊本

          林道ツーリングの本

          ちょっとしたことを継続する方法

          継続することは比較的得意な方だとは思っている。例えばであるが10年日記は2冊目の途中であり(2010年くらいからはほぼ毎日つけている)、2017年頃からは「プリズナートレーニング」を読んで興味を持ち、自重トレーニングを継続している。ちなみに逆立ち腕立て伏せ・懸垂はなかなか回数が伸び悩んでいる。最近ではピアノ練習をほぼ毎日やったりしている。 さて、それ以外にも色々と習慣化したいことはあるが、面倒くさいというよりは忘れてしまい、結果的に続かない、ということが多いことに気づいた。

          ちょっとしたことを継続する方法

          Moncrieffの「Love Somebody」を推してみる

          きっかけYouTube MusicでSpotifyの何かのチャネルを流したところで流れてきたのがこの曲。作業中にBGM代わりに聞こうと思ったら、音楽の方に夢中になってしまった。全然バックグラウンドじゃない。 どんな曲か?2023年リリース。「Tubthumping」のような感じの雰囲気もある 歌詞は大分直接的な感じもする。まあ聴いてほしい。 ミュージックビデオについて恐らくアイルランドのどこかではないかと思われる。空港の滑走路のような、平地に広がる幅の広い直線道路で撮影さ

          Moncrieffの「Love Somebody」を推してみる

          ピアノを始めて約9か月の進捗

          前回のエントリー(ピアノを始めて約4か月の進捗状況)から5か月以上経ってしまったので、振り返りも兼ねてメモ。間隔が長くなっているのはご愛嬌。文章も長くなってしまった。 上達の進捗4月16日頃からブルグミュラーの5曲目「無邪気」の練習を始め、ほぼノーミスで弾けるようにはなった。それでもなかなか完全ノーミスで弾けることはほとんどなく、どこかしら間違えることが多い。日によって波があり、今日はまあまあ上手く弾けた。 投稿には至らなかったが、実は2か月前にも進捗をメモしていた。その時

          ピアノを始めて約9か月の進捗

          旅に求めること、そして人生

          何かの本で勧められていたことから、寺田寅彦の「読書と人生」という本をパラパラと読んだ。その中に「案内者」という随筆があり、案内者が一緒だと、「ある器物か絵かに特別の興味を感じて」もっとゆっくり見たいと思っても出来ないことが、困ったこととして挙げられていた。 自分はこれまで留学を含めて海外には何度か行ったことがあるものの、最初から最後までガイドが付いている旅行をしたことがなく、またしたいと思ったこともないのはこれが理由だな、と思った。 そもそもの話だが、旅は何のためにするの

          旅に求めること、そして人生

          ピアノを始めて約4か月の進捗状況

          前回のエントリー(ピアノを始めて2週間程度の進捗状況)から3か月以上経ってしまったので、振り返りも兼ねてメモ。 進捗状況現在の進捗としては、「ブルクミュラー25の練習曲 全音ピアノライブラリー」の1番目の曲「すなおな心」がほぼ間違いなく弾けるようになり、ここ2週間は2番目の「アラベスク」を練習中。先週か先々週から片手ずつ練習を開始、今週から両手を組み合わせて弾いている。が、難しい・・・これで最も簡単な部類とすると先が思いやられる。想定しているよりは上達しているようにも思う一

          ピアノを始めて約4か月の進捗状況

          ピアノを始めて2週間程度の進捗状況

          前回のエントリーからちょうど2週間経つので、その後の進捗を備忘録がてら書いてみたい。 練習量毎日は出来ていないものの、概ね2~3日に1回、30~1時間くらいの練習時間で続けている。練習時間帯は夜。 練習方法および進捗練習方法 「楽譜がよめなくても90分でいきなりピアノが弾ける本」をベースに当初練習していたが、自宅の本棚に並んでいた子供向け教本をパラパラ眺めてみて、それに乗り換えることにした。「ぴあのどりーむ」というシリーズ。1・2巻は簡単っぽかったのでスキップし、5巻か

          ピアノを始めて2週間程度の進捗状況

          限られた時間を最大限に活用するための、旅行計画の作り方

          はじめに旅行計画というのは、一般的にどのように作るのだろうか? 「るるぶ」に載っているモデルプランをベースにする? 個人的には、せっかく貴重な休みを使って旅行に行くので、その時間内で得られる最高の経験をしたいと考える。そのため、事前に可能な範囲で色々と調べた上で、後で後悔しないようなプランを作ることにしている。 過去何度も旅行をしてきたが、その際どのように旅行計画を作ってきたか、改めて言語化してみることにする。また、抽象的な表現だと伝わらないので、過去3回、旅行したことがある

          限られた時間を最大限に活用するための、旅行計画の作り方

          ピアノを始めてみた感想

          諸事情で使われなくなった電子ピアノがあるので、独学で練習を始めてみた。 これまで楽器を習ったことはないが、独学で軽くギターを練習したことは1~2年前にある。その時はFコード(指の配置が難しい)を何とか押さえられたところで辞めてしまった。今はうっすらとしかコードを覚えていない。 ピアノに関しては、元々練習してみたい、と思っていた。最近YouTubeで「Kohsei Piano Man」氏(下記参照)の一連の動画を見て衝撃を受け、大人から始めてもここまで上手くなるのか・・・と思い

          ピアノを始めてみた感想

          旅の記憶

          旅行をしたときに、鮮明に記憶に残っているのは、目的地ではなく、むしろ行く予定でなかった場所であることもよくある。 私の場合、初めて行った海外旅行がそうだった。20年以上前になるが、大学のころ、初めての海外旅行でアメリカを旅することになった。最初は友人と2名で行く予定だったものが、友人の都合で1人旅になった。 夏休みに4都市を4週間かけて回る、という学生だから出来るような旅程で、その最初の町がニューオーリンズだった。それほどメジャーでもない町が最初の目的地だったのは、当時聞いて

          旅の記憶