2020年9月15日

先日、『インターステラー』のIMAX再上映に行ってきました。鑑賞した劇場は、もちろん、グランドシネマサンシャインのIMAXレーザー/GTテクノロジーシアターです。

IMAXと言っても、実は全部一緒ではありません。

早期に導入されたIMAXは、5.1chや7.1chのサウンドシステムで、非4Kだったりしています。ここ数年の主流はIMAXレーザーで、12.1chで4Kレーザープロジェクタを採用されています。前述IMAXと比べると別物です。

そして、IMAXレーザー/GTテクノロジーですが、とにかく巨大なスクリーンです。他と比べ物になりません。高さ18m×横幅26mで、ビルの高さ6階分のスクリーンと言われています。脅威のアスペクト比は、1.43:1で、IMAXフィルムを隅々まで映し出すことができます。そのため、IMAXフィルムで撮影したシーンは、通常の劇場では見ることができない部分まで見ることができ、視界がすべて映像となる没入感が味わえます。なお、GTテクノロジーのIMAXを国内で体験できるのは、109シネマズ大阪エキスポシティとグランドシネマサンシャインの2箇所のみとなります。

『インターステラー』は全編IMAX撮影ではありませんが、屋外や宇宙のシーンはIMAXフィルムを活用されています。そのため、宇宙のシーンは言うまでもなく大迫力ですし、トウモロコシ畑ですら広大な世界が広がりました。ビル6階分の空間を轟かすスピーカーの音量は、当然大音量で、何度も観ているのに驚いてしまうシーンもありました。

何より感動的だったのが、ワームホールを航行するシーン。

目の前に広がる銀河の歪み、そして空間全体に鳴り響く異音。まるで劇場が巨大な宇宙船になったかのように、どこか遠い宇宙の彼方に飛ばされてしまいそうな恐怖と興奮が異常なほどに湧き上がってきました。

3Dや4Dなんかよりも、遥かにリアリティのある体験型シアターのようなものでした。すごいです。これは、体験してみないとわかりませんし、体験したら記憶に根強く残ります。素晴らしかったです。

誰か、IMAXレーザー/GTに特化した、宇宙航行作品を作ってくれませんかね。ゼロ・グラビティの宇宙船版みたいな。

残念ながら『インターステラー』は明後日で終了となってしまいますが、コロナで外出自粛している中、久々に映画を体験するのなら、IMAXレーザー/GTで劇場でしか味わえない映画体験をするのもいいかもしれませんね。

ただ、9/19から減席運用を辞め、全席解放となるようです。安全面ではちょっと不安になってしまうことが非常に残念です。