背景が潜在意識に入る。
Netflixの「クィア・アイ」って番組を見ていて思ったのは、これって部屋を変えるからこそ意味がある(効果がある)んだろうなと。
クイア・アイは、クライアントのファッションやメイク、メンタル面での「変身」を促す、ビフォーアフター的な番組。
ただファッションや髪型かえても、そんなに変化は起きないだろうなと思う。
意識は対象物を見て、潜在意識は背景を見る。
意識(顕在意識)には対象物が写り、潜在意識には背景が写る。というように説明するんだけど、例えば、誰か人を見たときに、意識はその人を見るけれども、潜在意識には背景が入る。
ニュース番組のキャスターがニュースを読んでいても、もしスタジオの背景がアニメだったら、シリアスな原稿を読んでもまったく印象は違う。
情報番組で、何かの偉い博士が解説している映像で、背景が本棚だったり研究室なのは、その方が説得力がでるから。もし博士の後ろが漫画本だらけだったら、説得力が無くなってしまう。同じ解説をしていても。
顕在意識は「○○博士が話してる」「アナウンサーの○○さんが話してる」と認識するけど、潜在意識に入る印象は背景の方。
自分の部屋は、自分にずっと催眠術をかけ続ける
部屋にいる時、パソコンいじったり、スマホ見たり、本を読んだり。
そうしている時、部屋の風景が潜在意識に入る。というか、部屋に居る間はずっとそう。
そして、部屋というのは、「今までの自分」の現れだから、「今までの自分」でい続けるような催眠術を、部屋からずっとかけられているようなもの。
だから、セミナーに行ったり、コーチングを受けたりして、モチベーションんが上がったり、自分が変わった気になっても、部屋に戻ると今までの自分でいるように催眠術を掛けられているわけだから、だんだん元にもどってしまう。
だから、こんまりさんの部屋を変えるメソッドが強力なのは、そのずっとかけられている催眠を変えてしまおうというもの。ときめく人生になる後押しを部屋にしてもらえるので、変化が楽なんだよね。(もちろん部屋を変えるのにはエネルギーを使うけど)
クイア・アイも、もし部屋を変えずにそのままだったら、せっかくファッションや髪型を変えて、自己肯定感が上がっても、今までと同じ部屋に戻ったたら「お前は変わってない。」「なにを勘違いしているんだ」って部屋から言われてるようなものだから、またすぐにもとに戻っちゃうと思う。
人生に変化を起こしたいときは、部屋を変える
というわけで、人生に変化を起こしたいときは、部屋を変えるといい。
今の部屋は、自分にどんな催眠暗示をかけているだろう?
「あなたには価値がある」って言ってる?
それとも、「あなたはたいしたことない」って言ってるだろうか?
部屋の動いていないところを動かす
ずっと前からこんまりさん推しなので、部屋を片付けたらいいと思うんだけど、まだそこまでエネルギーが出ないという人は、
部屋の中で、ずっと動いていないものを動かす。
これだけでも、変化のきっかけをつくることができる。
例えば、机の位置をほんのちょっと動かすとか、向きをかえるとか。
本棚の本の並びを変えるとか。ベッドの下の箱の位置をずらすとか。
劇的な模様替えや、片付けもしなくていいから、ただずっと動いていないものを動かす。
部屋というのは、自分の心の象徴。
これは象徴を動かすことで、実体の方に変化を起こすというメソッドの応用。
例えば、前世療法みたいなのは、前世の物語という象徴を変えることで、実体の心の悩みに変化を起こすというやりかた。タロットカードを使ったものもある。
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