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The Nicest Albums 2022 / ロックはここからはじまったんだ。

さ、今年をまとめましょう。
大きな思い出は、なんといっても久しぶりの海外フェス参加。
各国のコロナの終息からの規制緩和が広がったとはいえ、ウクライナ戦争や物価高騰など様々な条件が重なり非常に難しい時期ではありました。
そもそもベルリンから帰国後、日本からはじめて行く海外フェスでした。

目的地イギリスに関しては物価は元々高いのでここ最近のニュースと関係あるようなないような。。って感じでしたけど街の活気は普段通りという感覚で、とにかくどこも人は非常に多かったですね。

リバプールとマンチェスター

すでに記事にしたグラスト、トランスミット、BSTのフェス以外の街にも行っていました。まずはリバプール。
やはりリバプールといえばビートルズ。ほんと街の観光の半分はビートルズでできているくらい、たくさんの場所にゆかりのスポットがありました。

港の入り口に新しくできたビートルズの銅像。意外とでかい。

バスに乗ってペニーレーンやストロベリーフィールズなどの幼少・青年時代の地元にも行きました。

ペニーレーンに出てくるバーバー。他にもバーバーがあるから間違えないようにオリジナルってちゃんと書いてあります。


ジョンとポールがはじめて会った教会。


メンディップス。ジョンが幼少期を過ごした家


メンディップスからこのストロベリーフィールズは歩いてすぐ。同じ道通って子供のジョンは通ってたのかな?って思いながら歩くと感慨深いです。

最後にビートルズが何百回とステージに立った伝説のライブハウス、キャバーンクラブ(発音はキャバーン⤵️って下がります)でトリビュートバンドをみました。めっちゃ盛り上がって、これは行ったら絶対見なきゃいけないやつだって実感しました。

キャバーンお抱えトリビュートバンドはみんなめちゃくちゃ似ててさすがのクオリティ、めっちゃ盛り上がるんでリバプール行ったらぜひ見て!

マンチェスターにも訪問。マンチェスターといえばマッドチェスタームーブメント!!少ないながらもマッドチェスターの名残はありました。何よりローゼス、スミス、ニューオーダーなんかを聴きながらこの街を歩くのが最高の贅沢でした。

全ての中心、The Haçienda nightclubのあった場所。現在はアパートメントに。
ローゼス、ハッピーマンデーズ、シャーラタンズなど錚々たるバンドがステージに立った、ライブハウスThe Boardwalkの跡地


22年の国内フェスのまとめ

今年は結構国内フェスにも行きましたのでそのあたりもさらりと辿ります。途中からTwitterをはじめたので感想などはそちらから。

FFKT

タイコクラブ以来久々のこだまの森
やっぱり夜は死ぬほど寒い。。

FUJI ROCK FESTIVAL

今年は海外勢もやっときましたね。
少しずつフジらしさも感じましたがまだ物足りなさも。
来年はもっとフジロックしてほしいな

TOKYO ISLAND 

地べた音楽祭

長岡米百俵フェス

Spring Love 春風-復活祭

FESTIVAL de FRUE


Nicest Songs

去年Spotifyの有料会員になり、今年は本当にレコード以外CDなどの実物はほとんど買いませんでした。基本の情報もSpotifyとBBCラジオぐらいからしか受け取らず今回は結構偏ったリストだと我ながら思います笑
間口を広く聞いていくのは来年の宿題ということで。

Spotifyリスト




この中でも特に素晴らしかった曲達がこちら。

Rex Orange County – KEEP IT UP


Kae Tempest - More Pressure ft. Kevin Abstract


FOALS - 2am


Avalon Emerson - Eternal September


Antony Szmierek - Working Classic


CASTLEBEAT - Home


Pomme - very bad


Vaundy - 裸の勇者


くるり - 真夏日


LEGHEADS - Try (feat. kiki vivi lily)


東京事変 - 私生活(新訳版)


藤井隆, Moe Shop - メモリアフロア


Nicest Albums

ではここからはアルバム単位で。まずはWet Leg。もう出る前から期待値が高かったデビューアルバム。今年はフェスでも見れたし来年は来日するしこれからまだまだ楽しみですね。つづいてWhatever The Weather。曲のタイトルとかうまく名前とリンクさせてて面白いっていうのが第一印象。そこからよく聴くようになってFestival de Frueは彼女がくるから行ったところがあります。個人的にはアンビエントを今年はよく聴きました。そういえば京都のブライアン・イーノの個展も行ったな。Black Country, New Roadは21年に続き今年もアルバム出してすごい意欲的。今年になってどハマりしました。気づいた時にはフジのステージ終わってて、生で見れなかったのが悔やまれる。。イギリスロンドンのSSW、Nliüfer YanyaもよくBBCでかかっていたので聴きました。このソウルっぽいインディーロックな感じがすごくいいです。つづいてThe Big Moon。もう先行の「Wide Eyes」の疾走感抜群のストレートロックからして最高。今年後半のヘビロテアルバムです。GOONを知ったのは確かSpotifyでおすすめでかかったのがきっかけだと思います。ロサンゼルスのアートロックバンドということですが、まずこのジャケ!すごく印象的で今年のジャケットオブザイヤーあげたい。そしてトランスミットフェスではじめて知った、The Snuts。個人的にはアークティクモンキーズラインの王道イギリスバンドだと思ってます。地元がスコットランドっていうのもいいな。日本に来てほしいな。BeirutFather John Mistyはお気に入り枠。春先によく聞いてました。Arctic Monkeysは今年のアルバムも評価高いですよね。現在進行形で今聴いてます。Sorcha Richardsonのアルバムも良かった。こういうスローでメロウでフォークな癒される声のSSWは何人いたっていいんだから。Sports Teamのこの2枚目のアルバムは秋口からよく聴いてました。特に「Dig!」は中毒性抜群。聴いてると身体揺れちゃう。Olafur Arnaldsのピアノでのリワークアルバムも今年出ました。こういうのはいつ出たか関係なく繰り返し自分の中でのシチュエーションが来たらずっと聞いていくアルバムですね。

邦楽は相変わらず少ないですが、年始は宇多田ヒカルにはじまり、世界ヒットの藤井風のアルバムも聴いてました。当たり前なのかな?ほんと特にこの2枚すごいですよね?そして去年ハマったLucky KilimanjaroはTokyo Islandで見ることができました。ステージめっちゃ良かったな。フェスに合うからこれからどんどん出てほしいな。同じくTokyo Islandで知ったにしなも声が特徴的でいい曲いっぱいあったな。聴いてみようと思って今年からボーカロイドも聴き始めてみました。その中でもDECO*27はやっぱり聴きやすいしすごい、歌詞の耳の残りが半端なくいいから口ずさんじゃう。

こんな感じで今年は18枚を選びました。では今年もありがとう!!

“Wet Leg” / Wet Leg


“Whatever The Weather” / Whatever The Weather


“Ants From Up There” / Black Country, New Road


“PANLESS” / Nliüfer Yanya


“Here Is Everything” / The Big Moon


“Hour of Green Evening” / GOON


“Burn The Empire” / The Snuts


“Artifacts” / Beirut


“Chloë and the Next 20th Century” / Father John Misty


“The Car” / Arctic Monkeys


“Smiling Like An Idiot” / Sorcha Richardson


“Gulp!” / Sports Team


“some kind of peace- piano reworks” / Olafur Arnalds


“LOVE ALL SERVE ALL” / 藤井風


“BAD モード” / 宇多田ヒカル


“TOUGH PLAY” / Lucky Kilimanjaro


“MANNEQUIN” / DECO*27


“1999” / にしな


まとめ

これまで、あまり音楽探訪のような形で街を見てこなかったんですが、今回のイギリスはリバプールサウンズやマッドチェスタームーブメントなどの知識を入れて行きました。そういうのもあってか、今いる場所から始まっているムーブメントは音楽聴きながらその辺り歩いてるだけで、なんというか本当に「聴いている」って感覚になりました。日本とか別の場所で聞くのとはやはり空気感も合わさって違うんだなって思って、本当に聴いて感じることってやっぱり現地に行ってこそ体験できることの一つだなって思います。

とはいえ「〇〇はここからはじまった」がイギリスは本当に多いこと。
まだまだ色々知識蓄えていく必要がありそうです。


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