ギバーズ・ゲイン!情けは人の為ならず
今回は「ギバーズ・ゲイン」についてお話します。
「ギバーズ・ゲイン」を日本語にすると『与えるものは与えられる』です。
つまり、「まずは人に与えなさい」ということです。
「この世の法則」でも『他人を幸せにした量と自分の幸せは比例する』とお伝えしました。
実は「この世の法則」も「ギバーズ・ゲイン」と同じです。
他人を幸せにすることで、あなたも幸せの量が増えていくということは、まずは他人に与えなさいと同義です。
「ギバーズ・ゲイン」と同義語に、『情けは人の為ならず』という言葉があります。
これも全く同じで、「人に情け(助ける)をかけると、回り回って自分のためになる」ということです。
イエス・キリストは、「与えよ。されば得られん」という言葉を残しました。
まずは人に与えて幸せにすることで、あなたも幸せになることができる。
「他人を幸せにした量と自分の幸せの量は比例する」も「ギバーズ・ゲイン」も「情けは人の為ならず」も「与えよ。さらば得られん」も
実は全て、根本的な意味は同じであり、あなたが幸せになれる近道が書かれているのです。
「ギバーズ・ゲイン」と似たような言葉に「ギブアンドテイク」がありますが、二つは少し意味が違うので、注意してください。
「ギブアンドテイク」は、『相手に利益を与え、自分も相手から利益を得ること』という意味があります。
一見すると同じ意味に聞こえますが、「ギブアンドテイク」は相手から見返りをもらうことが前提となっています。
「私はこれだけ与えたんだから、同じ分を私にも与えてくれ」
このような意味があります。
実は「ギバーズ・ゲイン」は相手に見返りを求めていません。
無償の心で相手に与えているのです。
相手から見返りを求めているか、求めていないかで、大きな違いがあります。
相手からの見返りを求めている場合、ちゃんとその分の見返りがないと、相手を責めたり、言い合いになったりと、トラブルの元になります。
これでは本当の意味で「相手に与えていること」になりませんし、「他人を幸せにしている」ことにもなりません。
すると結局あなたも幸せにはなれない。
相手に見返りを求めず、無償の心で与えるからこそ、回り回ってあなたの元に帰って来て、結果的に幸せになれるのです。
子育てしている人は、わかると思いますが、子供から見返りを求める親はいないはずです。
他人にも同じで、見返りを求めない「ギバーズ・ゲイン」があなたを本当の意味で幸せにしてくれます。
ぜひこのことも覚えておいてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それではまた次回の記事でお会いしましょう。
小説家の川井利彦でした。
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