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魅力的なラストシーンの描き方

こんにちは。未来の直木賞作家、小説家の川井利彦です。

今回は「魅力的なラストシーンの描き方」をご紹介します。

本題に入る前にお知らせです。

◎小説「本からの手紙」がアメージング出版から絶賛発売中!

著者、第二作目にして、初の書籍化。
本の中に残された一文からすべては始まる。

寛太と忠が万引きした本の中には、謎のメッセージが残されていた。消された形跡のある、まるで手紙の一文のようなメッセージを書いたのは、いったい誰なのか。そして消されたメッセージには、いったい何が書かれていたのか。ひょんなことから、それらを探すことになってしまった寛太と忠。そこにはある女性の暗い過去が関係していた。
果たして、寛太と忠は真実にたどり着くことができるのか。

「本からの手紙」
あらすじ

ぜひ一度読んでみてください!!


〇魅力的なラストシーン

それでは本題です。

小説のラストシーンは、読者にとって非常に重要で、物語の印象を大きく左右します。
そのため魅力的なラストシーンを書くことで、読者の心に長く残る素晴らしい作品をすることができます。

ぜひ今回紹介する5つの考えを参考にしてください。

※今回の記事は「ChatGPT」が作成した記事を元に、加筆修正したものです。


1.ラストシーンを物語全体と照らし合わせる

物語のテーマやメッセージを考え、ラストシーンが必然的に終わるかどうかを確認しましょう。
ラストシーンが物語の内容と一致していると、読者に強い印象を与えることができます。

ハッピーエンドでもバッドエンドでもどちらの場合でも、そのラストシーンが物語とつじつまがあっているか、物語のテーマ、メッセージと合っているのか、照らし合わせることが重要です。

印象的なラストシーンにしようと、突飛な展開にしてしまうと、物語が破綻してしまい、読者が白けてしまう可能性もあります。

その辺りのことをよくよく考えて、魅力的なラストシーンを書いてみましょう。


2.読者にとって予想外な展開を用意する

読者が予想していなかった展開を用意することで、興味を引くことができます。
意外性を持たせることが大切です。

「ラストの大どんでん返し!」と聞いたことがあると思いますが、これまでの展開が全てひっくり返るようなラストシーンも魅力的です。

やりすぎて、物語が破綻してしまってはいけませんが、読者が思ってもいなかったラストシーンは、強いインパクトを与えることができます。


3.ラストシーンで物語全体をまとめる

物語の中で重要なイメージやシンボルをラストシーンで再び登場させることで、読者に物語全体を印象付けることができます。

伏線回収ともいいますが、物語の展開が全てラストシーンでうまくまとまっていると、後味の良いスッキリとした物語にすることができます。

これまでの登場人物の言動、物語の展開など、ラストシーンで「実はこういうことだった」と描くことで、より印象深い物語にすることができます。

重要なキャラクターや、何気ない場面を再登場させることで、実は深い意味が隠されていたと読者を驚かせることもできます。


4.物語の印象を強める表現を用いる

ラストシーンでは、独自の印象を与える表現を用いることが重要です。
例えば、意味深な比喩や象徴的な表現、感情的な描写などが効果的です

物語の最後を彩るラストシーンだからこそ、印象的で意味深い描写を書く必要があります。
特に感情的な描写を入れることで、キャラクターをより輝かせることができます。

物語のラストシーンだからこそ、細かい心理描写、意味のある情景描写を丁寧に描いてみてください。
すると、読者に強い印象を残すことができ、最後まで楽しんでもらうことができます。

決して難しく考えることはありません。
ラストシーンだからこそ、ゆっくり丁寧に書いてみてください。


5.ラストシーンにあった構成を考える

ラストシーンには、物語全体を締めくくるような構成が必要です。

これまでの物語をまとめて、全ての展開が集約されるよう書いてみてください。
ラストシーンならではの構成、展開を考えることも重要です。

読者に何を感じてほしいのかを明確にする必要もあります。

ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか。
スッキリ後味よく終わりたいのか。
あえて後味悪くひっかかりを残して強い印象を与えたいのか。

物語の展開にあったラストシーンを考えてみてください。

重要なことは、あなたが読者に何を感じてほしいのか、明確にすることです。
そこがぶれてしまうと、イマイチな物語として、読者の心に残ってしまいます。

そこから逆算してラストシーンの構成を考えてみてください。


6.まとめ

ここまで魅力的なラストシーンの描き方を5つ紹介しました。

1.ラストシーンを物語全体と照らし合わせる
2.読者にとって予想外な展開を用意する
3.ラストシーンで物語全体をまとめる
4.物語の印象を強める表現を用いる
5.ラストシーンにあった構成を考える

このような書き方や考え方を取り入れたことで、魅力的なラストシーンを書くことができます。
ただし、ラストシーンは物語の一部であるため、物語全体を考えながら書くことが大切です。

ラストシーンは重要な要素を持っていますが、物語の一部であることを忘れてはいけません。

どれだけ魅力的なラストシーンが描けても、それまでの物語が面白くなかったら、読者は最後まで読んでくれないかもしれません。

オープニングからラストシーンまで、丁寧に描くことが最も大切なことです。

魅力的なラストシーンにするためには、それまでの物語が魅力的である必要があります。

ラストシーンばかりにとらわれてはいけません。

所詮は物語の一部、そのことを覚えておいてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
小説家の川井利彦でした。


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