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コミュニティを強化することの重要性

今回は「コミュニティを強化することの重要性」についてお話します。

本題に入る前にお知らせをさせて下さい。


◎新作小説「世界から本が消えた日」

「2040年、この世界から紙の本が姿を消した」

ぜひ一度読んでみてください!


◎小説「本からの手紙」がアメージング出版から絶賛発売中!

著者、第二作目にして、初の書籍化。
本の中に残された一文からすべては始まる。

寛太と忠が万引きした本の中には、謎のメッセージが残されていた。消された形跡のある、まるで手紙の一文のようなメッセージを書いたのは、いったい誰なのか。そして消されたメッセージには、いったい何が書かれていたのか。ひょんなことから、それらを探すことになってしまった寛太と忠。そこにはある女性の暗い過去が関係していた。果たして、寛太と忠は真実にたどり着くことができるのか。

「本からの手紙」あらすじ


◎小説「天上の絵画」が好評発売中です!

小学生のころから、絵の才能に恵まれた渡井蓮はその才能を過信し、自ら学ぶことをしてこなかった。
やがて成長し、才能だけでは通用しなくなってくると満足のいく作品が描けなくなってしまった。
そのことに絶望した蓮は、自分の殻に閉じこもり、自堕落な生活を何年も送っていた。
そんな時偶然、同級生だった岩谷英司と再会する。
学生のころ、ともに絵を学んでいた岩谷英司は、画家として大成功をおさめていた。
そのことに嫉妬し恨み募らせたは蓮は、勢いあまって岩谷英司を殺害してしまう。
蓮は、岩谷英司殺害後、彼が発表する予定だった油絵を盗み、自分が描いたものとして世間に公表してしまう。
その油絵をきっかけに、蓮の人生とその周りにいた人々の人生が大きく狂っていく。人とは違う高みへ上り、そこから見える景色を渇望した男の、栄光と挫折と孤独。

「天上の絵画」あらすじ


○コミュニティとは?

それでは本題です。
前回の記事の中で、コミュニティを強化することについてお話しましたが、今回はより詳しくお話していきます。


そもそもコミュニティとはなんでしょうか。

一番狭くてなじみのあるコミュニティは「家族」です。

もう少し広げると、ご近所づきあいや学校の部活動、サークル活動もコミュニティです。

さらにアイドルのファンクラブもある意味でコミュニティであり、宗教も実はコミュニティだったりします。


このようにコミュニティは数多くあり、大きい小さいの違いはありますが、人は必ずどこかのコミュニティに参加しています。一人で孤独に生きていくということは、できません。


そしてインターネットとSNSの登場によって、コミュニティが大きく様変わりしました。


これまではオフライン、直接顔を合わせることが前提だったのが、オンライン化によって、直接会うことがなくてもコミュニティに参加できるようになりました。

FacebookやTwitterをイメージをしてもらえるとわかりますが、全く会ったこともない人達とオンライン上でつながり、直接やり取りをすることができます。


その結果、よりたくさんの人と友達になることができますし、趣味が合う人達とつながることが容易にできるようになりました。

SNSに投稿した内容がバズって、人生が変わった人もたくさんいます。


○広がりすぎたコミュニティの弊害

このようにネットとSNSによって、それまでオフラインの半径5メートルの世界しかなかったコミュニティが、一気に世界中に広がりました。


それによって良いことももちろんあったのですが、悪いこともありました。


代表格は「炎上騒動」です。


軽い気持ちでSNSに投稿した内容が、炎上してしまい、知りもしない人達から、誹謗中傷を受けることが社会問題となっています。

他には、自分の投稿を多く人に見てほしい、認めてもらいたいなど、承認欲求が強すぎる人達の、投稿に対する「いいね」を求めるいわゆる「いいね病」も問題になりました。


良い面はもちろんのこと、広がりすぎたコミュニティによる悪い面も浮き彫りになりました。


○より狭いコミュニティを求める

SNSによって、コミュニティは広がりましたが、お話したように、様々な弊害もあります。


そんなコミュニティの弊害に疲れてしまい、嫌気が差した人達は、反対にもっと狭いコミュニティを求めるようになりました。


そして生まれたのが「オンラインサロン」です。

インフルエンサーを中心に、その人の考えに共感し、その人のようになりたい人が集まって、小さなコミュニティを作り、その中で日々勉強や活動しています。

「ファンヒジネス」「宗教」と非難されることもありますが、今では多くのオンラインサロンがあることから考えても、人々が狭いコミュニティを求めていた証拠だと思います。


○小説家にも狭いコミュニティが必要か

人々が狭いコミュニティを、求めていることは間違いありません。


その流れは当分続くと思いますし、我々小説家も広く浅く作品を広めていくところから、狭く深い場所で作品を作っていく必要があります。


これだけエンタメが充実し、ゲームや動画などコンテンツが溢れている現代において、小説を広く浅く広めようとしても、非常に難しいです。

直木賞や芥川賞などの有名な賞を受賞した場合は別ですが、正直映像化されたからといって、それだけ一生やっていけるかというと、もうそんなことはありません。

出版不況も相まって、かなり厳しい現実が待っていることは間違いありません。


ですから、小説家も狭く深いコミュニティを持つことが今後大切になってくるはずです。

そのために私は「noteメンバーシップ」を活用していこうと考えています。


オンラインサロンはインフルエンサーが中心となり、その人に憧れる人、自分もその人みたいになりたい人が、集まるコミュニティです。

反対に「メンバーシップ」はあくまで商品、作品を提供する、サブスクリプションサービスであり、クリエイターにとっては最も相性がいいです。


商品を提供するだけでなく、作家と読者の双方向のやりとりが可能になる「noteメンバーシップ」は、より狭く深いコミュニティを作ることができるはずです。


狭く深く、そして強固なコミュニティを作ることは、小説家にとっても今後重要になります。


「noteメンバーシップ」は7月13日開始です。


ぜひあなたの参加をお待ちしております!


最後まで読んでいただきありがとうございました。


それではまた次回の記事でお会いしましょう。

小説家の川井利彦でした。




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