続ける意味。

この一級建築士試験に関するnoteを初めて早一年と半分。最初の一年はガッツリ書き込んで、あとは一週間に一回程度の更新で必要なくなったらフェードアウトしようかと思っていたのですがフォローしてくれる方もいて、続けていくことにしました。

フォロワーさんの数は多くないですが、その方達の中から一人でも一級建築士が誕生すればこのnoteを書く時間に対する費用対効果(経済効果)はかなり大きいものなのではないでしょうか。

自分の考えをまとめるためにアウトプットしているものが少しでも一級建築士を目指す人の役に立てばと思って始めたものなので運営はゆるく、内容はしっかりとでこらからもやっていきたいと思います。

さてこれからは12月8日に向けての製図試験に関する準備について書いていきたいと思います。とりあえず勉強に関しても今まで通り”続けて”いきましょう。
まず先週書いた以前と勉強方法は変わらないけど総合力を高めていくという記事も合わせてご一読を。



1.今までと変わらぬペースで続ける

まずは以前と変わらないペースでエスキスの方は勉強しましょう。特にペースを変える必要はないです。
しかし10月13日まで猛烈に追い込んだ方は、自分の健康状態や体の状況に応じて続けられるペースに戻してください。

加えてあんまり勉強していなかったなと思う人はちょっとスピードを上げて勉強してください。

諦めていた方はもう一度チャンスが来たと思って勉強をしていく。

早く試験になって欲しいと思っていた方は今のペースを持続して、12月8日までコツコツと積み上げていきましょう。再試験は課題名は変わりません、今まで積み上げてきたアドバンテージはしっかりと生きているので、これからも充実した勉強を続けることでより合格に近づきます。


2.作図はちょっと緩めてもいい

その中で少しだけ緩めてめ良いものがあります。

「作図」です。

作図の練習時間は少し緩めても構いません。でもそれは2時間45分で描ける人のみです。
あとの人は週に2枚ぐらい描けると良いですね、その時もきちんとこの箇所は何分かかったなどきちんとメモしながら練習し、苦手な所を再び練習することをおすすめします。


3.ちょっと俯瞰してみる

エスキスや作図が出来ている状態で次に身につけて欲しいのは、

「俯瞰して見ること」

です。まあ平たく言えば客観的に自分の案を冷静に分析できるかと言うことです。
試験中「これでいいだろう」「これで良いや」とある程度妥協しなくては全体が完成しません。しかし本当にそこで妥協しても大丈夫ですか?

それを客観的に考えて欲しいのです。

例1)廊下が狭くなってしまった。
→これじゃ火災などの災害時、避難に支障をきたしますよね。ここでは妥協してはいけません。

例2)管理部門の要求室が少し狭くなってしまった
→その部屋が使えないくらい狭いのは問題外ですが、若干狭くても管理部門ですからそこまで印象は悪くならない。

このようにそこを妥協して大丈夫なのかそういった事(利用形態を考えた優先順位)を考えて妥協できるかが重要です。

私が考える重要な部分をちょっと参考として挙げておきます。

重要な部分:
・設計主旨に挙げられている機能
・避難関係(二方向避難・重複距離・防火戸・特定防火設備・過度な屈曲のないシンプルな形状の廊下)
・面積の広い要求室
・要求室ごとの関係性

そこまで重要でない部分:
・管理部門の休憩室や更衣室、職員用トイレ等
・機械室への屋内通路→無理なら屋外通路のみでもOKと考えますただし、動線の交錯(利用者と管理者・設備業者)は注意。


4.そして幅を広げていく

俯瞰してみるといままで気づかなかった部分や冷静になっている事がわかる時が来ます。そう感じたら皆さんのエスキス等の力が上がっている証拠です。
つまり”計画の幅”が広がったということです。

理解が進むと、どの部分が一番重要で、ここは優先順位が低いななどと判断がつくようになります。そこを目指して、今までの勉強を続けてい来ましょう。


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