お店の生きる道は「商品の差別化」だけ?

私はかつて

カジュアルファッションの
全国チェーンを辞めて

仲間と小さな個店を
開業したのですが、

開業前に
相談に行った方々からは

「どんな商品を売るの?」
「独自の商品がないと成り立たないよ」

と商品面での差別化を
散々アドバイスされました。

私が
「商品はメーカーさんを
回って仕入れるので、
オリジナルなものではない」

と伝えると、

「それでは成り立たない」
「絶対に潰れるからやめておきなさい」

と釘を差されました。

私はそれまで
チェーン店でワクワク系を実践して
他店と同じ商品にも関わらず
成果を出してきましたので、

「商品で差別化できなくても
人で勝負すれば何とかなる!」

と考えていましたし、

「商品で差別化できなくても
繁盛店になれるということを
示してやる!」

と燃えていました。

という中で
お店を開業しましたので、

お店をオープンしてからは
お客さんとの絆づくりを
徹底的にやりました。

私たちスタッフを
好きになってもらって、

私たちに会うために
お店に頻繁に来てもらえれば
何とかなるだろう、

と思っていました。

ただ、

実際にお店を
オープンしてみると

「絆づくりをすれば何とかなる」
といった甘いものではなく、

半年から1年ほどは
本当に大変で
試行錯誤しまくりました。

「絶対に潰れるからやめておきなさい」
と言い放った
中小企業診断士の先生の顔が
何度も浮かびました(泣)

それでも、

愚直に絆づくりをして
さらには動機づけをしてと

ワクワク系の実践を
続けていったところ、

少しずつファン客が出来ていき
売上も上がっていきました。

ファン客は
遠方からも毎週のように
私たちスタッフに会い来てくれて、

楽しくお話ししながら
私たちが勧めるもの
買って欲しいものを

買っていってくれました。

当時はお客さんからよく、

「子供が肥前さんのファン」
「私は◯◯さんのファン」

といった言葉を
よくいただきましたし、

「このお店に来ると元気が出る」
「◯◯(店名)は私のオアシスです」

といったことも
言ってもらいました。

お店は埼玉県にありましたが、

東京や千葉から
毎週通ってくれる親子、

転勤でドイツに住むことになった
常連のファミリーが

ドイツから商品を
注文し続けてくれるなど、

ファン客が
お店を支えてくれたことで

開店からしばらくの厳しい時期を
何とか乗り越えることができ、

その後
繁盛していくことができました。

もちろん、

独自の商品があれば
もっとはやく繁盛できていたかも
しれませんが、

「独自の商品がなければ
お店が成り立たない、
なんてことはない!

我々は“人”で勝負だ!」

と貫いた結果
繁盛できましたので、

本当に粘ってやり切ってよかった
と思います。

「人で勝負」と言っても、

ワクワク系マーケティングを
やっていなければ
どう人で勝負していいか分からず、

お店は厳しかったかもしれません。

人を前面に出して
ワクワク系マーケティングを
実践したことで、

私の店は多くのファン客に囲まれて
繁盛することができましたが、

ワクワク系マーケティング実践会の
会員さんの中には

商品で差別化できなくても
繁盛しているお店、会社が
たくさんおられます。

例えば、

ティッシュペーパーや
トイレットペーパーなどの

商品でまったく差別化できない
紙製品の卸売業の方が

人を前に出して
ワクワク系マーケティングを
実践したことで

圧倒的なファン客を獲得して
幸せに繁盛なさっている、

というケースもあります。

先日この会員さんから
いただいたご報告では、

お客さんが買った
紙製品の金額よりも

高い値段のお菓子が
お客さんから贈られてきた、

という驚きのエピソードが
書かれていました。

商品による差別化も
もちろん大事ですが、

それだけがお客さんが
お店を選ぶ理由ではありません。

商品で差別化できても
人がダメだと
お客さんは離れてしまいます。

私たちは
人だからこそ生み出せる価値を
大事にして、

お客さんを魅了する
お店、会社の道を
ともに進んでいきましょう。

ということで、

今、お客さんを魅了する店、
繁盛しているお店には
ある共通点があります。

実例紹介とともに
小阪が解説しています。

こちらの動画、
ぜひ最後までご覧ください。
↓↓↓↓↓
https://youtu.be/AKRJUDbV5FE
 
 
それではまた次回に。

   
  

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