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太宰府天満宮の仮殿が素晴らしかった

こんにちは!ファクトリエ代表の山田(tocio_yama)です。

ファクトリエは「語れるもので、日々を豊かに」をミッションとしているファッションブランドです。日本各地のこだわりを持った工場と一緒に「良いものを長く着る」をテーマに商品を作っています。

"長く愛用して頂く"ため、

-縮み、色あせなどの品質
-シルエットにこだわったデザイン
-適切な修理(交換) 

を心がけています。

日本各地へ

さて、日本のアパレル工場は、染めや織りの伝統と手の込んだ技術によって、世界に誇る高品質な商品を生み出しています。これまで様々な地域を訪問し、素晴らしい技術を持った工場を紹介してきました。これまで秋田岡山長崎石川・富山熊本大阪を訪れ、今月は福岡に伺いました。


空港からは直行バス

福岡空港から太宰府天満宮のある太宰府駅への直行バスが出ており、今回はそれに乗って現地へ向かいました(詳しくは、福岡空港国内線ターミナル→国際線ターミナルに無料バスで移動してバスに乗車)。

フラワーアーティストNicolai Bergmann氏とのコラボバス

太宰府天満宮とは?

太宰府天満宮は、菅原道真公を祀る全国約12,000社の総本宮とされ、学問・文化芸術の神として敬われています。同時にアートの神様も呼ばれており、境内には多くの現代アート作品が展示されてます。

令和のシンボル、菅原道真公で有名な神社です

道真公は901年に冤罪により大宰府に左遷され、2年後にこの地で亡くなりました。彼の葬儀の際、御車の牛が突然伏して動かなくなり、これを道真公の意志と解釈し、その地を墓所として社殿が建てられました。境内は四季折々の梅・樟・花菖蒲などで彩られ、歴史を感じさせる様々な神事が行われています。

約200種、約6,000本の白梅・紅梅があるとされる境内

最近、御神木「飛梅」が開花しました。道真公が大宰府へ向かう際、「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」と詠んだ和歌があります。彼が都を離れる際に、紅梅殿の梅に別れを惜しんでいる様子が伝えられています。境内にある「飛梅」は、都から一夜にして大宰府へ飛んできたという伝説が残っています。

境内には約200種、約6,000本の白梅・紅梅があり、日本有数の梅の名所となっています。これらの梅は、記念植樹や奉納によって植えられたものがほとんどです。

大改修に合わせて完成した”仮の御本殿”

太宰府天満宮では25年毎に式年大祭を行い、天神信仰を重んじてきました。2027年は菅原道真公の薨去から1,125年を迎えます。この節目の式年大祭に向けて、124年ぶりに重要文化財である御本殿の大改修(保全工事)が行われています。

特別な仮殿が設けられ、参拝者を迎えています

藤本壮介氏による設計

仮殿は関西万博の会場プロデュースでも有名な建築家藤本壮介氏率いる藤本壮介建築設計事務所によってデザインされ、周囲の自然と調和しながらも未来を感じさせるデザインとなっています。

内部は黒を基調にシンプルかつモダンな空間

御祭神 菅原道真公を慕い京より一夜にして梅が飛んできたという飛梅伝説に着想を得て、豊かな自然が御本殿前に飛翔し、仮殿としての佇まいを作り上げることをコンセプトに設計されたそうです。

うっすらと梅が描かれています

屋根には植物を載せ、森が浮かんでいるような印象的な外観を持ち、内部はシンプルかつモダンな空間が広がります。周囲の天神の杜との調和を重んじ、屋根に緑を湛えるという新しくも穏やかで美しいデザインとなっています。

内部には丸い天窓を設け、屋根の森を見えるようにしてあるそう

屋根を再解釈し、天神の杜(もり)との調和を重視した「屋根ではない屋根」として「森が浮いている」デザインにたどり着いたそうです。

有名アーティストたちの共創

御帳と几帳のデザインはMame Kurogouchiの黒河内真衣子氏

内部を彩る御帳と几帳のデザインをMame Kurogouchi黒河内真衣子氏、音響監修をサカナクションの山口一郎氏率いる株式会社NF、照明を面出薫氏率いる株式会社ライティング プランナーズ アソシエーツが手がけるなど、文化芸術の神様として慕われる天神さまのもとに現代のクリエーター達が集い、令和の時代を映した魅力あふれる特別な仮殿となっています(すごい!!)。

三年後には?

3年後の解体後は天神の杜へと移植され、この地に生き続けるそうです

仮殿は3年間限定とはもったいない気もしますが、太宰府天満宮の歴史と文化を尊重しながらも、未来へとつながる特別な場所として、多くの参拝者に愛されることでしょう。

お参りに後には・・・

境内裏「かさの家」さんでは梅ケ枝餅の”かさね”が食べられます(秘密)

さて、いかがでしたでしょうか??最後に突然の飯テロすみません(笑)

太宰府天満宮の名物、梅ケ枝餅は誰からも喜ばれるお土産ですので、参拝した際にはぜひ買ってみてくださいね。

最後までありがとうございました!
また日本のどこかでお会いしましょう。^^

山田

よろしければ上記の記事も読んでみてください。

《これまでの記事》
1.D2C創業、最初の壁を超えるための5つの基本

2.ものづくりについて
→D2Cブランドの99%はプロダクトで決まる

3.ファンづくりについて
→お客様をファンに変える。熱エネルギー型のブランド論

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《MEN》

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《WOMEN》
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(追伸)
私自身がアトピー性皮膚炎であることから、肌悩みを持つ方向けの商品を開発しています。現在は主にレディース中心ですが、もし洋服に困っている方がいましたら、ぜひお気軽に私のSNS宛(山田のTwitter)にご連絡くださいませ。
下記では肌が弱い方向けに繊維の面から情報も記載しています。


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