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亀の甲羅を外した時の悟空とクリリンの気付き⁈

こんばんわ。

先日、トランポランドなるトランポリンの施設に行く機会があり、こんなに高く跳べるのか!という驚きと、身体への衝撃の大きさに驚きました。

それと同時に、改めて下半身の衝撃吸収機能や背骨の弯曲って大切ですよね!と感じたお話。

偏平足と足の衝撃吸収

中学生の頃、NIKEのエアマックスを筆頭に、様々な衝撃吸収機能が付いた靴が流行りましたが、じつは私達の足にも衝撃吸収機能が備わっています。

足というのは本来アーチがあり、足の裏の全部が地面に接している訳では無いんですね。

私達はこうした足のアーチがあることで、地面に足が着いた時に衝撃を吸収したり、前への推進力を生み出したりしてくれています。

しかし、扁平足の様に足のアーチが失われている状態では、着地の際に上手く衝撃を吸収することが出来なくなり、膝や股関節をはじめ、身体に対する負担が大きくなってしまうのですね。

背骨と弯曲

そして、背骨にも衝撃吸収機能があり、先日も少しお話させて頂きましたが、背骨は1つの骨によって出来ている訳ではなく、7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、1個の仙骨&尾骨という骨が積み重なって出来ています。

それぞれに弯曲があり、頸椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯といった感じで、前や後ろに弯曲があり、全体的に見るとアルファベットのSの字をしており、これを「生理的弯曲」と言います。

背骨は、この弯曲があることによって、背骨に加わる衝撃を分散しているのですが、現代人に多く見られるスマホ猫背の方は、通常よりもこの弯曲が少ない状態になっているんですね!

背骨の弯曲と軸圧に対する抵抗力

機能解剖学の書籍として有名なカパンジーの機能解剖学には、

脊柱の弯曲は、軸圧に対する脊柱の抵抗力を高めている。

という一文があり、弯曲を持つ円柱の抵抗力として、以下の式を紹介しています。

弯曲を持つ円柱の抵抗力R=弯曲の数Nの2乗+1

例えば、頸椎前弯、胸椎後弯、腰椎前弯の3つの弯曲を持った背骨の場合、3の2乗+1=9+1となり、生理的弯曲を持った脊柱の軸圧に対する抵抗力は10になります。

しかし、ストレートネックなどの言葉に代表される様に、背骨が真っ直ぐになり、弯曲が失われれば失われるほど、軸圧に対する抵抗力が低くなっていき、背骨をはじめ、身体への負担が大きくなる訳です!

歩いたり、走ったり、ジャンプしたり

冒頭の話と繋がりますが、トランポリンでジャンプをすると、普段の数倍の高さまで跳ぶことが出来ます。

気分的には、亀の甲羅を外した時の悟空とクリリンです。

しかし、高く跳べば跳ぶほど、着地する時の衝撃は大きい訳ですね。

もちろん、通常の地面よりも下は柔らかいのですが、それでもかなり大きな衝撃が身体に加わります。

またトランポリンほどでは無いにしろ、日頃歩いたり、走ったり、ジャンプをしたりした時、着地をする瞬間には、地面から反力という力を受けている為、下半身や背骨には押し潰される様な力が加わっているんですね!

年始や健康診断前後には、ダイエットをしようとランニングを開始する方も多い事と思いますが、ランニングの際には、1歩着地するたびに、体重の3~4倍の衝撃が加わっているという事でもあります。

座っている時間が長く、運動不足な現代人の多くは、足のアーチも、背骨の弯曲も失われてしまっている方がほとんどなので、いきなりランニングなどを開始するのではなく、先ずは身体を整える事から始める事が大切ですね。

トランポリンを跳びながら、改めてアライメントや衝撃吸収機能の大切さを強く感じました。

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