運動不足は年間6兆円もの損失を引き起こす?&WHOが推奨する運動とは
こんにちわ。
今日の関東は、桜が春が訪れたと勘違いをして、咲いてしまうのでは?というくらいの陽気ですね。
こんな晴れた日は、ぜひ外に出てお散歩しましょう!と室内で、こちらの記事を書いているのが、何とも面白い話ですが、私も後でお散歩からのトレーニングをしてきます!
先日、お客様から1週間にどれくらい歩けば良いのか?といった質問を頂いたので、WHOが推奨している運動量についてお話させて頂きますね。
成人の4人に1人、若者の5人に4人は運動不足
こちらWHOが2020年に発表した「身体活動と座りっぱなしの習慣に関するWHOガイドライン~WHO guidelines on physical activity and sedentary behaviour~」によると、成人の4人に1人(約27.5%)、若者の5人に4人(約81%)は運動不足であると警鐘を鳴らしています。
更に言えば、こうした多くの人の運動不足の積み重ねによって、肥満や2型糖尿病、高血圧や心疾患などのリスクを高めることが考えられ、2016年のLancetに掲載された以下の報告によると、全世界において直接的な医療費で538億ドル、生産性の低下による損失額が137億ドルの合計675億ドルもの経済的な損失が起こっているとのこと。
The economic burden of physical inactivity: a global analysis of major non-communicable diseases
自分の健康や幸せな毎日を過ごす為というのはもちろんですが、医療費削減の観点からも、定期的な運動がとても大切なんですね!
週にどれくらい運動をすれば良いの?
それでは、具体的にどれくらいの運動をすれば良いの?ということを考えていくと、WHOの先ほどのガイドラインでは、18~64歳の場合、以下の運動が薦められています。
・適度な強度の有酸素運動を週に150~300分以上
・より強度の強い有酸素運動であれば週に75~150分。あるいは中強度の運動と活発な運動を組み合わせて行うこと
・大筋群を中心とした適度な筋力トレーニングを週に2日以上続けること
週に150~300分ですから、1日に換算すると最低でも20分以上、可能であれば40~50分は歩きたい所ですね。
あとは、テレビや動画でコマーシャルが入った時には、立ち上がって伸びをしたり、電子レンジを回している時はスクワットをしたり、掃除機をかけた後は、雑巾で床掃除をしてみたり。
仮に目標数値に到達しなかったとしても、少しでも座る時間を減らして、身体を動かす時間を増やす事が大切ですので、出来る事から始めていきましょう!
合間に週2回の適度な筋力トレーニング
合間に筋力トレーニングを行うなら、下半身を全体的にバランス良く鍛えられるスクワットがやはりおススメです!
テレワークの時は、1時間に1回は立ち上がってぜひ行ってみて下さい。
ワイドスタンススクワット
スクワットを行っていて、余裕が出てきた方はバックワードランジで、更に下半身を刺激していきましょう!
むくみの改善にも効果的です。
バックワードランジ
胸、肩、二の腕など、上半身をバランス良く刺激するならウォールプッシュアップ
電子レンジを回している時に、近くの壁を使って行ってみて下さい。
ウォールプッシュアップ
やってみたいこと、出来そうなことからぜひお試しくださいませ。
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