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家族的ソーシャルディスタンス

非常に久しぶりに家族4人揃って遠出をした。
我が家は現在、私(と息子)と夫は別居中。
娘も先月から一人暮らしをはじめ、家族といっても3か所に分かれて生活している状態である。
夫は娘が一人暮らしを始めると聞いたときに「家族がバラバラになってしまう」とかなりネガティブに考えたようだが、私が今回久しぶりに集う気になったのも、生活拠点がそれぞれにあるからこそ「普段離れているからたまにはみんなでどこかにでかけるか」と思えたからなのだ。

子供たちもそれぞれ20歳前後にもなれば、考え方も生活の仕方も親とは違った部分が出てくるのは当然だ。
そこで親の考え方との違いから軋轢が生まれるわけだけれども、その状態でお互いに我慢しながら時としてピリピリした雰囲気の中で一緒に生活していくか、はたまたそれならお互いの暮らしやすさを求めて居を別とするかはそれぞれの家族の考え方でどちらが正解というわけでもないだろう。
我が家の場合は今回の小旅行への展開を見る限りでは後者のほうが適していたのだと思う。

夫婦も親子も姉弟もそれぞれ独立した個性を持つひとりの人間であるならば、精神的なつながりは保ちつつ、物理的に適度な距離を取りながら生きてくのは理にかなった生き方なのかもしれない。

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上記の記事を書いて約半年経ち、相変わらず適度な距離を保ったいい状態が続いている。
会食する機会も以前より少し増えた。

家にいるときにはキッチンに立つこともしなかった夫が最近は簡単な料理を作るようになったらしい。晩酌の量は少し多くなったようだが、体を壊さない程度ならいいだろう。
先日誕生日だったので、ウイスキーの「響ブレンダーチョイス」をプレゼントしたところ、想像以上に美味しかったようで、とても喜んでくれたのが良かった。

一人暮らし中の娘は料理の腕がかなりあがったらしい。うちには食べにくる一方なので、その腕の真偽を確かめたことはまだないのだが、遊びに来た友達にふるまったところ相当なテンションで感動されたとのことなので、あながち本人の思い込みではないと思う。
調理の仕方についてもいろいろと調べて試しているようで、私にとっては目新しい調理法や味付けを情報提供してくれるのでありがたい。

私と同居中の息子は夢多き男で、あれこれ興味のあるものを試していたが、一周回って当初の夢だったパーソナルトレーナーとして身を立てていくことを決め、友人や知人に無料で教え始めた。成果が見え始めたら有料にするらしい。
若いうちはなんでも挑戦するのがよいと思うし、経験したことは必ずどこかで生きてくるものなので、息子の挑戦を長い目で見守っていきたいと思う。

私はというと、緊急事態宣言が発令された折にリモートワークが導入され、会社へは週に1回程度行けばいいだけとなったので自分の時間が大幅に増えた。ご無沙汰していたnoteも再開し、音声配信にも挑戦してみたいと思って準備を進めている。

今後も家族全員がいい方向に進んでいけるよう、既成概念にとらわれず考え続けて行きたいと思う。



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