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旅と本①深夜特急✈︎沢木耕太郎
旅と本
バックパッカー編
✈︎旅と本 『深夜特急』沢木耕太郎(1986)
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旅と本 『深夜特急』沢木耕太郎(1986)
90年代のバックパッカーたちは皆、一冊のお気に入りの本と共に世界を旅していたと思う。僕もそうだった。ネットもスマホもない時代。旅が長くなると活字に飢えてくる。そして、読み漁る本。
だから、僕たちは、よく本と向き合っていた。
流れついた世界の日本人宿の談話室には、旅人たちの手垢がついた古本がたくさん並べられていた。一日中そこにこもって読みふけている旅人もいた。
出会ったパッカーたちと読み終えた文庫本をよく交換したりした。
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カオサンロード
in 90s
そうして主人が変わった本たちは、また新しい旅に出て、旅人の手から手へ移り変わっていった。本自体が、旅をしていた。
ある時、安宿で旅人と文庫本を交換した時、
『君は今までどんな旅をしてきたの?』
とその本に聞いてみた。
答えは返ってこなかったが、この子がどうやって僕のこの手にたどり着いたのかを想像するだけで楽しかった。
僕たち、バックパッカーの孤独な旅に寄り添ってくれた''旅本''たちを、シリーズで紹介していきたいと思います。皆さんも想い出の旅本があるかと思います。
皆さんの''旅本"もご紹介下さい。
まずは、深夜特急から出発です。
ボクと深夜特急・沢木耕太郎との出会いは、どこかの国の安宿だったと思う。旅に出る前は、知らなかった…。
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