🌟とことんユーミン🌟　そしてもう一度夢見るだろう

2009年リリース35枚目のアルバム。

2009年はデビュー37年目でした。
これは35枚目のアルバムで前作2006年発売の
“A GIRL IN SUMMER”から2年11ヶ月ぶりとなりました。
前作から開始したiTunes Storeでの配信では
発売翌日にトップアルバム第一位を記録しました。

また、同アルバムを携えての
全国コンサートツアー
『YUMI MATSUTOYA CONCERT TOUR 2009 TRANSIT』は
４月10日（金）よこすか芸術劇場を皮切りに
33都市・54公演を回りました。

アートワークは信藤三雄さん手がけました。
アルバムジャケットで手にしているスーツケースは、
サムソナイト製だそうです。
この素敵なジャケットは旅心を誘いました。
次男が大学を卒業した年で、
実に私の海外旅行はこの年から始まりました。
「まずはどこへ行こう」と考えて
世界で一番行きたかった
プリンス・エドワード島に決めました。
「赤毛のアン」に会いに行き
わたしの夢は一つずつ実現していきました。
記念すべき年のアルバムです。

💕ピカデリー・サーカス

ピカデリー・サーカス (Piccadilly Circus) は、
ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスター（ウェストミンスター区）、
ウエスト・エンドにある広場の名称で、
「サーカス」は「通りの合流点における円形の空き地」の意味です。
昔はサーカスやっているところだと思っていた頃もあります。
お店とか劇場をはじめとするエンターテインメント施設が密集してるので、
観光客や買いもの客、バス、タクシー、車が溢れていつも混雑しています。
地下鉄のピカデリー・サーカス駅も要所。
バスの乗っていても何度も通過する場所でした。
多くの芸術家たちの素材になっている場所です。

雨に灯りだす街の灯と
そして　もう一度夢見るだろう

アルバムタイトルになっている詩です。

2007年のピカデリーサーカス（wikiより転写）

❤️まずはどこへ行こう

日本の北海道夕張市で開かれている映画祭
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 」の
2009イメージソングでした。

コンサートでは、ユーミンの自転車をこぐ振り付けが印象的でした。

「まずはどこへいこう」
この言葉で誘われてあちこち出かけていきました♡

💕　ハートの落書き

インターネットイベント『NET MAGAZINE IN NAEBA【Y MODE】』において、
初の試みとしてミュージックビデオ制作コンペが開催されました。
このミュージックビデオは、
イベントやサイトコンテンツ等のプロジェクトのサポートを
行った東京工科大学の学生が手掛けたもので、
特設サイトにおいて公開されています。

夏の日の教室の匂いが漂う歌詞。
きらきらという言葉が眩しい
青春の日々を思い出させてくれます。

夢の途中　夢という言葉はキーワード。

💕　Flying Messenger 

NHK『探検ロマン世界遺産』テーマソングの
「あなたに届くように」から変わりました。
エンディングは変わらず「水の影」


恋の夢だけ色を染めて　キーワードの夢

私は空飛ぶ夢の配達人は
なんて素敵な言葉でしょう！
あなたの心へ届く言葉を持って・・・

❤️ 黄色いロールスロイス

加藤和彦さんとのデュエット。
アレンジも加藤さんです。

ユーミンは最初から加藤和彦さんのイメージで歌詞を作ったそうです。
演奏もこの曲だけは加藤さんのバンドでした。

2009年7月17日に人見講堂、
10月2日、東京国際フォーラムと
２回だけ
ユーミンのコンサートにゲスト出演して、
この「黄色いロールスロイス」に
ギターとヴォーカルで参加しましたが、
10月2日が公の場に姿を見せた最後となりました。
10月17日、軽井沢のホテルで縊死。
享年62歳でした。

7月17日に人見講堂のコンサートに行っていた方は
出番が終わった後の加藤さんが間近に席で
放心状態のようになって
座っていたのを見たそうです。
その疲れた様子が印象的で
その3か月後の自殺は衝撃的ながら
あの時の姿が思い出されたそうです。

今朝、この打ち合わせをしている時に
上島さんの訃報を知りました。
なぜ？と思いますが、誰にも分からないこと。
魂が安らかにと祈ります。

💔　Bueno Adios 

ユーミンの曲としてはめずらしいタンゴ調のナンバー。
「ただタンゴのリズムを借りてきたというだけじゃない、
日本語ポップスとして洗練された表現を目指した」（ユーミン談）



コンサートではステージ中央へと客席から登場しました。
盛り上がりますよね。

ステージには時計があったのですよね。

💓Judas Kiss

Judas Kissはユダの口づけです。
上部だけの好意って意味があります。
最後の晩餐の後、
イエスと弟子たちはゲッセマネという葡萄園にいき、
共に祈ります。
イエスを裏切るユダは、
ローマの兵隊のイエスを引き渡すその時、
イエスをだき、口づけをするのです。
私が口づけをしたものがイエスを知らせるためです。

そこから、友情を装って偽りのキスをすることを
Judas Kissというのです。
ユーミン聖書も読んでいるのかなあ。と思います。

💓　Dangerous tonight

色は匂へど　散りぬるを　
浅き夢見し　酔ひもせす

はだけさせそうな　月明かり

なんだか源氏物語の世界に入っていくような歌詞です。
人生は長い旅、
夢を見ながら旅をするんですね。

💗　夜空でつながっている

ハウス食品『プライム』CMソング

この曲はしみじみ良いなあと思います。
若い時には感じなかった、
優しい思い、寂しさ、
そして感謝。

いつまでこの人を一緒にいられるのかなあと
思うような切ない気持ちは
年を重ねた二人だからこそ。

💗人魚姫の夢

2007年に先行シングル曲。
アルバム収録にあたり、
リミックスして再収録されました。
WOWOWドラマ『ママは昔パパだった』主題歌です。

シャングリラ3のメイン曲でした。

さて、いかがだったでしょうか？
初めて聞いた！という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「日本の恋と、ユーミンと」への収録曲とか、
「松」の曲が一曲もないので、
特徴に欠けるアルバムと言われてしまいます。
丁寧に聞いていると、
深みのある安定感のあるアルバムだと気づかさレました。

ほんとに途中作れるんだろうか、お迎えが来るほどのグロングロンになって地獄を見たので、その分なんか全体に死と狂気がね、漂っていると思う。それだけに究極の励まし究極の慰めがあるんじゃないかな。

ユーミン自らの言葉です。

🌿　グリンタイム

今夜の緑さんは「ひこうき雲」を86で歌ってくれました。
86ってなに？
これは6/8拍子のことです。
拍子が変わると、新鮮です。
ここでお聞かせできないのが残念です。

人生ははかないものかもしれません。
時には自分で終わりにしたくなる時もあるかもしれません。
でも、人生を続けていれば
きっといいことあります。

空を見上げていたいです。
緑さんの歌を聴きながら
そう思いました。

子育て真っ盛りの時は、
ユーミンの曲を聞く暇さえありませんでした。

人生を半分以上過ぎた今、
こうして再び、ユーミンの歌を味わえる幸せ。
ずっとずっと一緒にいてくれるユーミン。

ここへ
戻って来れて、
よかったとつくづく思います。
ありがとうユーミン❤️

夢を見るのが大好きな
「永遠の夢見る夢子」と呼ばれるわたしは
ずっと夢を見ています。

「神は言われる。終わりの時に、わたしの霊をの人に注ぐ。
すると、あなたたちの息子と娘は預言し、若者は幻を見、老人は夢を見る」　
（新約聖書　使徒言行録2章17節）

幻はvision   夢はdream 似ているけどちょっと違うのです。

気になった方はこちらを読んでくださいね。

Young men see visions; old men dream dreams｜世古壽實 ｜note

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