見出し画像

利島にUターン者と戻ってきた日。

利島に来てから3年が経ち、今日からは4年目に突入します。

私の挑戦は、大学3年生になる頃、コロナが流行り始めた時から始まりました。当時、私は学費を自分で稼ぐために、夜から早朝までカラオケ店でアルバイトをしていました。コロナの影響を最初に受けたのは私のような人々でした。アルバイト代が高額であったため、国の支援の対象外となりました。そんな私を助けてくれたのが、今も勤めている配達会社さんでした。

親戚である会社の方に、バイトの空きがあると聞き、働かせてほしいと頼みました。学費を払っている私を見て、通常のアルバイト代よりも高額な給与で働かせてくれました。この会社こそが、私の利島での生活のきっかけを作ってくれました。アルバイトだけでなく、車を貸してくれたり、オンライン授業のためのWi-Fiを提供してくれたり、使用していない部屋も無料で貸していただきました。仕事が忙しくなった今でも、引き続き働いています。

私が利島に来た当初、現在のように利島の未来や椿産業の未来を見据えるビジョンはありませんでした。しかし、利島に来てからは、良い面と悪い面の両方を目の当たりにし、特に椿産業の抱える問題について深く考えるようになりました。誰かがどうにかするだろうと思うのではなく、自分が動くべきだと感じ、起業を決意しました。

若さから来る熱意で利島を変えられると信じていましたが、人間関係の難しさや地域社会の複雑さに直面しました。しかし、それらの困難を乗り越えるために、利島のために全ての時間を使って考え続けることを決心しました。

私は初めて利島の人々と関わることの重要性を学びました。「テントサウナ」を始め、「レンタサイクリング」「民宿山中」など新しい事業を立ち上げ、利島の可能性を引き出す活動を進めてきました。

これからの4年目は、これらの活動をさらに加速し、利島に必要な新しい事業を作っていきます。

それぞれの挑戦が利島の未来を形作ります。それはただの物語ではなく、我々が直面する問題を解決するための実際の行動と結果です。私は、これからも利島での生活を通して成長し続け、共に歩んでくれる人々と共に利島をより良い場所にするために努力し続けることを約束します。何もかもが変わるかもしれない一歩を踏み出す勇気を持つこと、それが私たちが目指すべき未来を切り開くための第一歩です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?